アメリカ、オレゴン州、ポートランドをご存知ですか?
昨今、ライフスタイル系の雑誌やwebサイトで特集されることも多いので名前を聞いたことがある人も多いかもしれません。
全米で住みたい都市ナンバー1、毎週400人ほどの人が移住してきていると言われているポートランド。
NIKE、KEEN、コロンビア、ダナー、Polarなどのスポーツやアウトドアブランド発祥の地として、コンパクトシティ、サスティナブル、クリエイティブやDIY精神が盛んで小さなビジネスをする個人店が多い事で知られています。
そんなこともあり個人的にはニューヨークと並んで世界で最も行ってみたい都市の一つでした。
INDEX
- ポートランドには2週間滞在
- ACE HOTEL
- FARMERS MAKERT
- Salt & Straw
- LARDO
- SPIN LAUNDRY LOUNGE
- Voodoo Doughnut
- Coava Coffee Roasters
- Stumptown Coffee
- Water Avenue Coffee
- Case Study Coffee
- TILT
- Pine State BISCUITS
- VELO CULT
- NIKE本社
- よくわからないユニークなお店
- 古い建物をリノベーションした雰囲気抜群の店やアメリカらしいカッコ良いサインや看板の店
- 自転車の街
- 沢山の仮設フード店
- DIY
- 怪しさも漂うポートランド
- おすすめのガイドブック TRUE PORTLAND
- まとめ
ポートランドには2週間滞在
ポートランドではAirbnbで部屋を借り、2週間滞在しました。
この街も2週間では足りずもっともっと長く暮らしてみたいと思った街でした。
何故かと言うとオシャレな個性的なお店が多く、本当に街歩きが楽しくて、沢山ある個人店のご飯が本当に美味しいからです。
僕が紹介できるのはほんのさわりでしかありませんが、尋ねた中で印象に残ったところを紹介していきます。
ACE HOTEL
このロビーの写真を雑誌やwebなど本当に沢山のメディアで見てきました。
この街の中心にあるのがこのACE HOTELです。
ここを起点に街を散策してみるのが良いのではないでしょうか。
世界一周貧乏旅行の僕には予算オーバーで泊まることはできませんでしたが、短期旅行ならば是非泊まってみるべきでしょう。
ACE HOTELについてはTabletのインタビューがオススメです。
FARMERS MAKERT
食といえばオーガニックと地産地消の流れが盛んになっているのが世界の潮流です。
ここポートランドはその代表的な場所の1つ。
ポートランドでは毎日のようにどこかで様々なマーケットが開催されています。
その中でも評価の高いというポートランド州立大学内のマーケットにいってみました。
オーガニックの野菜などの食品はもちろん、ジャムやソーセージ、サンドウィッチやコーヒー、ストリートミュージシャンまで集まりとっても良い雰囲気。
Airbnbで民家に泊まればこういう場所で食材を買って帰って家で調理することも楽しめるのです。
Salt & Straw
ハンドメイドのアイスクリーム屋です。こちらはアイスクリームだけでなくワッフルも手作りでお店で焼いています。
値段も割りと高いのですが、ここのアイスクリームが個人的には過言ではなく人生で食べたアイスクリームで最も美味しくて忘れられません。
写真のアイスはStumptown coffee味!
LARDO
恐らくラード、豚の脂を意味する店名のこちらのお店は様々なサンドウィッチを提供するレストラン。
アメリカではハンバーガーやベーグルなど本当に色々なサンドウィッチを食べてきましたが、最も美味しかったのがこのLARDOのサンドウィッチです。
手頃な価格な上、美味しすぎて滞在中3度も通ってしまいました。
特にオススメはパクチーが苦手な僕でも美味しく食べられてしまったPork Meatball Banh Miです。
SPIN LAUNDRY LOUNGE
おしゃれタウンポートランドとなるとコインランドリーもこんなにカッコ良くなってしまうのかと驚嘆したお店。
アメリカでは洗濯機の無い家も多くコインランドリーはとても一般的です。
こちらのお店はオーナーが女子大生の時に卒業論文で発表した”行きたくなるランドリー”計画を実現してオープンしたお店なんだとか。
カフェとラウンジスペースが併設されていてお酒まで飲めてしまいます。
洗濯物を突っ込んだらコーヒーを飲んで洗濯が終わるまでのんびりとした一時を過ごしましょう。
ハッピーアワー22:00からは乾燥機が無料です笑
Voodoo Doughnut
ポートランドで見た一番長い行列がこのドーナツ屋でした。
もうとにかく人気で一体ここには何があるんだろうと店を覗いてみると超派手なトッピングドーナツ、怪しい形のドーナツ、それにまるでケーキのような超巨大ドーナツがありました。
ネタ半分に試しに巨大ドーナツを買ってみたんですが、これが意外とウマいんです。
Coava Coffee Roasters
ポートランドのカフェで個人的にイチオシがこのCoava Coffee Roastersです。
ロースター併設のサードウェーブ系コーヒーのお店なこともあり、コーヒーが美味しいのはもちろんのこと、倉庫をリノベーションしたと思われる店内には巨大工業用機械を改造した机などが置かれていてとてもセンスが良く、広々としてギャラリースペースを兼ねています。
Stumptown Coffee
Stumptown Coffeeはサードウェーブコーヒーの代表的なお店として、ポートランドのアイコン的なお店としても知られています。
ポートランドにおいて、「革命的なコーヒービジネス」を掲げ「コーヒー消費者の持つ味覚の洗練」を支援することを自社の商慣行や品質基準にしている。創業者のディアン・ソレンソンとスタンプタウン・コーヒー・ロースターズはサードウェーブコーヒー(英語版)と称される運動の一部と呼ばれている。
最高品質のコーヒーを追求するソレンソンや社員は自らの足でかなりの時間をかけて農場を訪れたり、納得できる品質のコーヒーを喜んで高い価格で買い付けていて、時折公正取引価格の3〜4倍で買い付けることもあり[5]、コーヒー豆買い付け価格の最高額を記録したこともある。またソレンソンはコーヒー生産者との持続可能な関係を築くことでも知られる。
-wikipediaより
コーヒーの買い付けから焙煎、バリスタの教育まで並々ならぬこだわりを持つお店です。
コーヒーはもちろん美味しかったですし、店内や細かなデザインが本当にカッコイイんです。
僕は自分用にマグカップを購入しました。
ポートランドには3店舗あり、僕はAcehotel店とDowntown店を訪ねてみました。
Water Avenue Coffee
ポートランドには他にもロースター併設のコダワリのカフェが沢山あります。
こちらはポートランド南東地区の工業地帯にあるカフェ。
サイドカーというセットメニューは何かドリンクを頼んで更に$1払うことでエスプレッソが飲めます。
他のポートランドのカフェより少し安くコーヒーを飲めることもありお得です。
エスプレッソマシンを使ったコーヒー教室なんかも開催しているそう。
Case Study Coffee
こちらもサードウェーブコーヒーの有名店として名前が上がることも多いCase Study Coffee。
ポートランドには3店舗あるそうなのですが、僕が行ったのはのんびりとした場所にあるAlberta Arts店。
小さな倉庫をリノベーションしたような半屋外の建物が良い感じで、もちろんコーヒーは少し酸味の効いたフレッシュで美味しいものでした。
TILT
アメリカらしい超巨大なハンバーガーが食べられるのがここTILTです。
僕はカッコイイ倉庫リノベーションのお店の雰囲気と大人気な様子につられて何も知らずに注文したのですが、本当に全ての料理の量が多い。
これぞアメリカ!というかもはやハンバーガーのラーメン二郎かもしれません。
写真の左下にあるのはiPhone4Sです笑
どれくらいデカイか想像がつきますか?
ちなみに食べきれなかったら店員さんに言うと持ち帰り用の箱をくれます。笑
Pine State BISCUITS
ポートランドで人気の朝食の1つがこのPine State BISCUITSです。
実際に行ってみると朝から地元の人が集まっていました。
ビスケットというとお菓子のイメージで日本人にはあまり日本人には馴染みが無い気がします。
実際僕もあまりピンと来ずイメージ出来たのはKFCのサイドメニューにある、あの味気ない奴でした苦笑
ビスケットはアメリカ南部の食べ物でお店の経営者の3人はノースカロライナ州出身。
濃厚な、味付けのグレイビーソースで美味しいので是非トライしてみてください。
VELO CULT
自転車屋にBAR、Tシャツ工場、地下には映画館がある謎のお店。
自転車好きが自転車でやってきてパーツやボディを眺めながら酒を飲む店なのです。
日本では自転車でも飲酒後に運転すると飲酒運転で捕まってしまいますが、ここポートランドでは問題ないのでしょう。
地ビール4種類選んでスケートボードに乗って提供されるBEER FLIHGT DECKに是非挑戦してみてください。
NIKE本社
オレゴン州ポートランドといえば外せないのがNIKEです。
僕は元々NIKEのスニーカーが大好きで一時は100足近く持っていたほどのNIKEファン。
アポもコネもありませんが、NIKE本社に行ってみました。
ポートランドの少し郊外にオフィスはあるのですが、市内を走る電車で簡単に行くことが出来ます。
駅からNIKEに向かうとランニングをしている社員さんが沢山います。
敷地はオープンな雰囲気だったので勝手に入ってみました。
敷地内には当たり前のようにサッカーや体育館があり皆スポーツを楽しんでいます。
館内には食堂とおみやげ屋とちょっとしたギャラリーだけ入ることが出来ました。
近くにはエンプロイストアという社員や関係者専用のショップがあるのですが、やはり入場できませんでした。
日本ではNIKEで働いていた友人の招待で以前に行った事があるのですが、あらゆる商品が半額で買えるんですけどね。。。笑
よくわからないユニークなお店
街を歩いていると本当に変わったお店、建物が多くて飽きません。
こんなところも僕がポートランドに魅了されてしまった理由の1つです。
自転車を漕いでミキサーを回してドリンクを作るジュース屋
なんだかよく分からない家
美容室兼古着屋
小さなブルワリー兼BAR
町中にあった無人の古着屋
何に使うのでしょうか笑
町中には電気自動車の給電スポットがあり近未来的、そしてエコが重要視されているのが伝わります。
古い建物をリノベーションした雰囲気抜群の店やアメリカらしいカッコ良いサインや看板の店
今回紹介してきた以外にも本当に古い建物をうまく使ったお店やかっこ良すぎる内装やサインが有るお店が本当に多くレベルが高いです。
自転車の街
コンパクトシティとして注目を集めるポートランドは街の規模も大きくなく、自転車専用道路が設けられていたり、トラムへの自転車持ち込みが当たり前で、自転車フレンドリーな街だと感じます。
沢山の仮設フード店
ポートランドの町中には仮設の食べ物やが本当にたくさんあります。
ちょっとした空き地があれば車などでお店を出店して活用しているケースが本当に多いのです。
DIY
DIYの街として知られることもあり、町中には廃材を集めたリサイクルショップやユニークな自作乗り物に乗る人もいます。
怪しさも漂うポートランド
全米から人が集まってきているというポートランド。
お金のない人や変な人達も集まってきてしまうようで一番最初に載せた写真の看板のあたりは夜になると怪しい雰囲気が漂いホームレスが結構いました。
近くにはホームレスのキャンプ施設もあり良い面ばかりでないポートランドの側面も見えてきます。
おすすめのガイドブック TRUE PORTLAND
今回僕はこちらのガイドブックを参考にポートランドを旅しました。
実は今回紹介した大部分のお店はこちらのガイドブックに掲載されています。
本当に細かく、お店に成りたちや街の事に書いて書かれているので、読み物としても面白いです。
僕が購入したのは古いバージョンなのですが、よりも新しい2015年度最新版が販売されています。
残念ながら電子版が販売されていないので業者に依頼してPDF化して持って行きました。
まとめ
写真を編集しながら半年前のポートランドの事を思い出しながら記事を書きました。
蘇ってくる記憶は本当に小さなユニークな個人が営むお店が多く、そして食べ物が美味しかったということです。
個人でこれからお店を開こうと考えている人、デザインや内装、雑貨などに興味がある人には本当に堪らない場所だと思います。
紹介した以外にも本当に気になるお店がまだまだ沢山あるし、今回は時間の都合でポートランドもう一つの魅力と言われる郊外の自然もまったく体験することが出来ませんでした。
振り返ってみてまた行きたくなってしまったのは言うまでもありません。
次はいつ行けるかなぁポートランド!