海外旅行に行く人は必ず加入したいサービスと言えば海外旅行保険。
海外旅行保険にお得に加入するにはクレジットカード付帯の海外旅行保険を利用するです。
海外旅行保険と海外旅行保険に加入できるおすすめのクレジットカードについて詳しくは
を御覧ください。
ただしクレジットカード付帯の海外旅行保険には保険が適用されるようにするための条件があります。
それが自動付帯と利用付帯です。
INDEX
自動付帯と利用付帯とは
自動付帯
自動付帯とはその名のとおり、持っているだけでクレジットカードの保険が有効になるタイプです。
利用付帯
利用付帯とは下記のような条件を満たすことによってクレジットカード付帯の海外旅行保険が有効になる条件のことです。
よくあるパターンは下記の3つになります。
- 日本で旅行代金や公共交通乗用具の料金を支払った日から最長90日間になる場合。
- 宿泊を伴う募集型企画旅行の料金を支払った場合に旅行開始日から最長90日間になる場合。
- 海外で公共交通乗用具の料金を支払ったその日から最長90日間となる場合
利用付帯の条件を満たすルールもクレジットカード毎に細かく異なります。
2024年沢山のクレジットカード付帯の海外旅行保険の条件が利用付帯になった
2024年以降、年会費が無料または10,000円以下クラスのクレジットカードはほとんどが利用付帯になってしまったようです。
少なくとも私の手元にあるクレジットカードはすべて利用付帯になってしまいました。
以前からクレジットカード付帯の海外旅行保険を使っている人でも、気づいていない人多いのではないでしょうか。
私は実際に海外にいる時にこれに気づいてゾッとしました。
自分の持っているクレジットカードの条件をよく確認して、できるだけ多くの海外旅行保険を有効にしよう。
私は自分の手持ちのクレジットカードの海外旅行保険をうまく利用するため、出発前から計画的にクレジットカードを利用するようにしています。
クレジットカードの海外旅行保険は多ければ多いほど、その分、保険金額が合算されていきますので、もしもの時のためになるべく多く有効化しましょう。
この記事は私自身へのメモの意味も込めてまとめています。
また病気や怪我など、万が一の時のために、各社の条件や連絡先、引受保険会社をスプレッドシートにまとめてオフラインでも見れる状態にしています。
体調不良になって病院に行きたいときなど、事後に改めて約款を見て調べたりするのはとても面倒です。
私が海外旅行保険のために利用しているクレジットカード一覧とその補償金額
まず、私が海外旅行保険のために利用しているクレジットカードの一覧とその補償金額をざっくりまとめました。
表1
項目 | セゾンローズ ゴールド |
エポス (VISA) |
リクルート | 三井住友 VISA |
---|---|---|---|---|
傷害治療費 | 300 | 200 | 100 | 100 |
疾病治療 | 300 | 270 | 100 | 100 |
携行品 | 30 | 20 | 20 | 20 |
出発後 90日対応 |
× | ○ | ○ | × |
※数字はすべて万円
※出発後90日対応とは海外に出発したあと、公共交通機関などの決済することにより、利用した日から90日の保険適用が可能かどうかを表しています。
詳細はこちら
詳細に関してはこの記事の一番下に別途まとめました。
利用付帯を有効にするための作戦
それでは実際にどのように利用付帯を有効にしているかです。
航空券の購入
航空券の購入は上にあるすべてのクレジットカードの利用付帯を有効にする対象になります。
まず航空券の購入に可能であれば、一番保障内容が充実しているカードを利用するべきでしょう。
マイルをためている方はそうもいかないと思いますが。。。
私の場合はセゾンローズゴールドを利用して決済しています。
空港に向かう時に国内の公共交通機関をクレジットカードで決済する
私は日本では首都圏に住んでいますので、海外旅行に利用する空港は成田空港か羽田空港がほぼ100%です。
そこで成田空港まで利用する公共交通機関といえば、
- JR
- 京成線
- 高速バス
- タクシー
4択になります。
JR
基本的には首都圏のJR駅は定期を購入する券売機で普通の在来線の切符が購入でき、クレジットカード決済が可能です。VISA、MASTER、AMEXに対応しています。
(2024年12月確認、ただし小さな駅、田舎の駅など駅によっては駄目な可能性もあるかもしれません。最寄り駅の券売機を事前に確認しましょう。)
私の場合、JRをほぼ間違いなく利用しますのでJRで2枚目のクレジットカードを有効にします。優先度2枚目のエポスカードを利用します。
また保険会社に電話でJRでの決済に関して伺ったところ、電車の場合直接、空港に向かう利用でないと認められないとの説明を受けました。
例えば成田空港駅行きの決済はもちろんOKです。私は日暮里乗り換えで京成線で成田空港に行くことが多いのですが、この場合もOK。
ただし途中どこかの駅で買い物をするのに下車するような決済だと認められないとのことです。
京成線
上野、日暮里ー成田空港間を結ぶ京成線ですが、少なくとも日暮里駅ではクレジットカード決済できません。
(2024年12月確認)
バス
オンラインで事前に購入することでクレジットカード決済可能。
私は東京駅発のローコストバスを利用することもありますが、2025年現在では、京成線に比べて割高になってしまいました。
タクシー
タクシーも有効です。
私は日本国内でタクシーに乗ったこと自体人生で10回ほどしかなく経験が乏しいです。(苦笑)
suicaなどの公共交通機関系決済カード
suicaにチャージにクレジットカードで決済をしてそれを利用したことを証明できれば可能のような説明を受けましたが、
クレジットカード会社毎にルールが異なる可能性もあり、複雑なので個人的にオススメしません。
suicaなどで利用付帯の条件を満たしたい場合はクレジットカード会社にルールを細かく確認してください。
航空券とJRで出発までに少なくとも2枚の海外旅行保険を有効にする
このように決済を済ますことで最低限2枚のクレジットカードの保険を有効にできます。
セゾンローズゴールドとエポスカードの保険を有効化すれば
項目 | セゾンローズ ゴールド |
エポス (VISA) |
合計金額(万円) |
---|---|---|---|
傷害治療費 | 300 | 200 | 500 |
疾病治療 | 300 | 270 | 570 |
携行品 | 30 | 20 | 50 |
となり、それなりの海外旅行保険となりますね。
対象にならないものの例
※現在執筆中
海外での利用について
利用付帯の条件の中には
- 海外で公共交通乗用具の料金を支払ったその日から最長90日間となる場合
という項目がある保険があります。
例えば海外に既に到着後であっても飛行機、電車、バスなどの支払いを該当のクレジットカードですることにより利用付帯を有効にすることができます。
ただしUBERなどの配車アプリは国やクレジットカードによって異なるようなので注意が必要です。
電話でクレジットカードの保険の引受先に問い合わせたところ、アプリで配車する車がタクシーか個人事業主のただの車かみたいなところが、ジャッジのポイントになるようですが、正直かなり細かいようなので配車アプリで保険を有効にする場合は引受保険会社に問い合わせたほうが良いでしょう。
また、近年
海外で利用付帯を有効にして日本から出国90日後に更に90日、合計180日間海外旅行保険を有効にするテクニック
上記のようにクレジットカード会社の中には海外でも保険を有効にすることができます。
更にそれらのカードの中には
- 海外で利用した日から90日間有効になるものと
- 海外で利用した日から有効になるが、有効になるのはあくまで日本出国から90日間
の2タイプの保険があります。
最初のタイプのカードだと表題にあるように日本から出国90日後に更に90日の保険を有効似することができます。
これが上記表1の出発後90日対応です。
例えばこのテクニックが可能なエポスカードの約款を確認すると
日本出国後にエポスカードで「旅行料金(公共交通乗用具のみ対象)」をはじめて支払った場合エポスカードで支払った時から90日間(かつ旅行期間中)が補償対象期間となります。
会員資格が有効な期間中に上記料金を支払った場合かつ、会員資格が有効な期間中に日本を出国した場合に限ります。
①②が重複した場合には①が優先して適用されます。
とあります。このテクニックを使用するときにはエポスカードで決済をしないように注意しましょう。
またテクニックが不可のセゾンローズゴールドには
カードに付帯する海外旅行傷害保険における「旅行期間」とは、海外旅行を目的に日本国内のご住居を出発された時からご住居にお戻りになるまでの間で、かつ、日本を出国する前日の午前0時から日本に入国した翌日の午後12時(24時)までの間とし、日本を出国した日から90日後の午後12時(24時)までを限度とします。
日本出国前に、補償対象となる本会員およびご家族が、この旅行で自身が乗客として利用する航空機などの「公共交通乗用具」※1の料金や、参加する「募集型企画旅行」※2の料金をこのカードでお支払いになった場合、それ以降の旅行期間で保険が適用されます。
また、日本国内で前述のカード決済がなくても、日本出国後、補償対象となる本会員およびご家族が、この旅行で自身が乗客として利用する航空機などの「公共交通乗用具」※1(それに準ずる海外の公共交通機関を含む)の料金をこのカードでお支払いになった場合、その料金を初めて決済した時から上記旅行期間終了までの間保険が適用されます。
とあります。
上記テクニックが可能なカードには
- エポスカード
- リクルートカード
などがあります。3ヶ月以上の長期旅行を計画されている方は検討してみてください。180日と書きましたが、これらのカードを更に複数持っていれば270日も可能ですよね。
このテクニックが可能なカードが他にもあれば、
ぜひコメント欄などで教えて下さい。
私が利用しているクレジットカード会社各社の利用付帯の条件(2024年12月調べ)
セゾンローズゴールド

セゾンローズゴールドカード
項目 | 内容 |
---|---|
適用条件 | 利用 |
傷害死亡・後遺障害 | 最高5,000万円 |
傷害治療費用 | 300万円 |
疾病治療費用 | 300万円 |
携行品損害 | 30万円 |
寄託手荷物遅延費用 | 10万円 |
寄託手荷物紛失費用 | 10万円 |
乗継遅延費用 | 3万円 |
出発遅延費用 | 3万円 |
出発後90日対応 | × |
カードに付帯する海外旅行傷害保険における「旅行期間」とは、海外旅行を目的に日本国内のご住居を出発された時からご住居にお戻りになるまでの間で、かつ、日本を出国する前日の午前0時から日本に入国した翌日の午後12時(24時)までの間とし、日本を出国した日から90日後の午後12時(24時)までを限度とします。
日本出国前に、補償対象となる本会員およびご家族が、この旅行で自身が乗客として利用する航空機などの「公共交通
乗用具」※1の料金や、参加する「募集型企画旅行」※2の料金をこのカードでお支払いになった場合、それ以降の旅行期
間で保険が適用されます。また、日本国内で前述のカード決済がなくても、日本出国後、補償対象となる本会員およびご家族が、この旅行で自身が
乗客として利用する航空機などの「公共交通乗用具」※1(それに準ずる海外の公共交通機関を含む)の料金をこのカード
でお支払いになった場合、その料
エポスカード(ゴールド・Visa付)

エポスゴールドカード
項目 | 内容 |
---|---|
適用条件 | 利用 |
傷害死亡・後遺障害 | 最高5,000万円 |
傷害治療費用 | 300万円 |
疾病治療費用 | 300万円 |
携行品損害 | 50万円※ |
出発後90日対応 | ◯ |
1)旅行期間 海外旅行を目的に日本国内の住居を出発したときから住居に帰宅するまでの間
2)対象のカード支払い
①日本出国前に旅行会社が発売する海外旅行ツアー(募集型企画旅行)の旅行代金を対象カードで支払った 場合
②日本出国前に公共交通機関(公共交通乗用具)の乗車券を予約し、対象カードで支払った場合
③日本出国前に公共交通機関(公共交通乗用具)の乗車代金を対象カードで支払った場合(*)
④日本出国後に公共交通機関の乗車代金を対象カードで支払った場合(*) (*)保険対象事由が発生する前にカード決済している事
リクルートカード

リクルートカード
項目 | 内容 |
---|---|
適用条件 | 利用 |
傷害死亡・後遺障害 | 最高2,000万円 |
傷害治療費用 | 100万円 |
疾病治療費用 | 100万円 |
携行品損害 | 1旅行20万円・保険期間中100万円限度 |
出発後90日対応 | ◯ |
カード入会日以降にご出発される旅行、かつその料金のお支払いに対象カードをご利用いただいた時以降の当該旅行期間を補償いたします。
ただし、1回の旅行の補償期間は、次の期間をもって限度とします。①日本出国前に公共交通乗用具または募集型企画旅行の料金のお支払いに対象カードをご利用いただいた場合は、日本出国時から90日後の午後12時までの旅行期間
②①に該当しない場合で、日本出国後に公共交通乗用具の料金のお支払いに対象カードをご利用いただいた場合は、最初のご利用時から90日後の午後12時までの旅行期間
エポスカード(Visa付)

エポスカード
項目 | 内容 |
---|---|
適用条件 | 利用 |
傷害死亡・後遺障害 | 最高3,000万円 |
傷害治療費用 | 200万円 |
疾病治療費用 | 270万円 |
携行品損害 | 20万円※ |
出発後90日対応 | ◯ |
1)旅行期間 海外旅行を目的に日本国内の住居を出発したときから住居に帰宅するまでの間
2)対象のカード支払い
①日本出国前に旅行会社が発売する海外旅行ツアー(募集型企画旅行)の旅行代金を対象カードで支払った 場合
②日本出国前に公共交通機関(公共交通乗用具)の乗車券を予約し、対象カードで支払った場合
③日本出国前に公共交通機関(公共交通乗用具)の乗車代金を対象カードで支払った場合(*)
④日本出国後に公共交通機関の乗車代金を対象カードで支払った場合(*) (*)保険対象事由が発生する前にカード決済している事①日本出国以前にエポスカードで「旅行料金」を支払った場合
旅行開始期間から90日間(かつ旅行期間中)が補償対象期間となります。②日本出国後にエポスカードで「旅行料金(公共交通乗用具のみ対象)」をはじめて支払った場合
エポスカードで支払った時から90日間(かつ旅行期間中)が補償対象期間となります。
会員資格が有効な期間中に上記料金を支払った場合かつ、会員資格が有効な期間中に日本を出国した場合に限ります。
①②が重複した場合には①が優先して適用されます
三井住友Visaカード

三井住友VISA
項目 | 内容 |
---|---|
適用条件 | 利用 |
傷害死亡・後遺障害 | 最高2,000万円 |
傷害治療費用 | 100万円 |
疾病治療費用 | 100万円 |
携行品損害 | 20万円 |
出発後90日対応 | × |
下記1~3のいずれかを満たした場合、満たした時点以降の旅行期間が補償対象になります。
1.日本出国前に航空機、電車、船舶、タクシー、バスといった乗客として搭乗する公共交通乗用具(※1)の利用代金を当該カードでクレジット決済した(※3)場合
2.日本出国前に宿泊を伴う募集型企画旅行(※2)の旅行代金を当該カードでクレジット決済した(※3)場合
3.日本出国後に乗客として搭乗する公共交通乗用具(※1)の利用代金をはじめて当該カードでクレジット決済した(※3)場合
1日本国内においては、航空法、鉄道事業法、海上運送法、道路運送法に基づき、それぞれの事業を行う機関によって運行される航空機、電車、船舶、バス、タクシーなどを、海外においては、これに準じる乗用具をいいます。(当該旅行のために乗用するものに限ります)
2旅行会社が、旅行者の募集のためにあらかじめ、旅行の目的地および日程、旅行者が提供を受けることができる運送または宿泊のサービスの内容ならびに旅行者が旅行会社に支払うべき旅行代金の額を定めた旅行に関する計画を作成し、これにより実施する旅行(旅行業法第12条の3の規定に基づく標準旅行業約款募集型企画旅行契約の部第2条第1項に規定するもの)をいいます。詳しくは旅行代理店にご確認ください。
3当該カードにてクレジット決済いただく金額に定めはございません。全部または一部でもカード利用条件を満たします。
補償対象期間について自動付帯分については、旅行開始期間から3ヵ月間(かつ旅行期間中)が補償対象となります。カード利用条件付帯分については、旅行開始前にカード利用条件を満たした場合、旅行開始期間から3ヵ月間(かつ旅行期間中)が補償対象期間となります。出国後に初めてカード利用条件を満たした場合、カード利用条件を満たした時点から3ヵ月間(かつ旅行期間中)が補償対象期間となります。