2016年5月、レンタカーでスペイン南東部を旅しました。

記事にしようとは思っていたのですが、ダラダラと一年近く年月が経過してしまいました。。。

第1回の今回はスペインでのレンタカー旅について、バルセロナを出発して目的地ロンダまでの旅の様子を写真を中心に振り返ってみたいと思います。

レンタカー旅の魅力

レンタカーの旅は自由

レンタカーの旅は自由

決して車の運転が好きでも、得意でもないのですが、レンタカーや車の旅は大好きです。

それは何故かというと圧倒的に自由度が高いからなんですね。

レンタカー旅では車を借りてさえしまえば、自分で運転して、好きな時に、好きな場所に、好きなだけ、行けるんです。

過去にも

なんていう旅をしてきました。

  • 海外でレンタカーって大丈夫なの?
  • どうやって道とか調べるの?

などと聞かれますが、都市部に入らなければ海外の運転はたいてい道も広いし、車の数も少ないし、車線が逆であることが多い事を除けば、日本よりよっぽど簡単です。

SIMフリーのスマホと現地SIMさえあれば、日本でgoogle mapをナビにする感覚と全く同じ感覚で利用できてしまいます。

もし現地でのSIMカード購入なんて設定とか難しいんじゃないのと感じれば、海外でも使えるWi-Fiルーター
のレンタルなんていう選択肢もありますね。

今回のスペインの旅は

  • 帰国予定日まで時間的制約があった
  • スペインの田舎の風景を見てみたかった

という理由でレンタカーを選びました。

レンタカーは借りるまでが難しい

海外でレンタカーを借りるのに1番難しいのは借りるまでです。

というのも、予算に余裕があっていくらでも掛けれるのであればサクッと決めてしまえばいいのかもしれませんが、レンタカーは

  • 借りる場所
  • 返却場所
  • 車種
  • 借りる時期

などによって代金が変わってきます。ですので計画を立てるのが難しいのです。

また英語で保険についてもしっかり確認しておかなければなりません。

海外旅行保険では通常、自動車事故は対象になりませんので、しっかりレンタカーの保険に入る必要があります。

EU圏といえども国もまたいでレンタカーを利用するのは割高

実は、今回バルセロナからレンタカーを借りてポルトガルのリスボンで車を返却するというのが当初のプランでした。

しかし、実際に調べてみると、このプランは2つの理由から難しいことがわかりました。

一番の理由は国をまたいで別の営業所に返却するのはものすごく料金が高いということでした。

ただでさえ料金が割高になる別の返却場所に車を変えすという方法。国をまたけば当然割高になります。

レンタカー費用を安くあげるのであれば、グルッと回って同じ場所に返却するのが良いのは日本と同じです。

2つ目にヨーロッパのEU圏といえども、国を跨ぐ場合掛ける保険が変わってきます。国毎にかける必要があるケースもあるようです。

レンタカーの任意保険で大失敗

大失敗のスタートとなったバルセロナ、エルプラット空港

大失敗のスタートとなったバルセロナ、エルプラット空港

さてそんな海外でレンタカーする際の保険について書いてきたのですが、実は今回、僕は大きな失敗をしました。

フィリピンの英語留学をして、オーストラリアにワーホリに行って多少の英会話は出来るようになったとは言え、車の保険関係について英語で話すのは僕にはまだまだ難しい面もあります。

今回の旅では色々なサイトを検索した結果、easycar.comというサイトで申し込みをし、保険にもしっかりと加入したつもりでした。

そのeasycar.comはホテル予約で言えばbooking.comやexpediaに当たる予約サイトでレンタカー会社ではありませんでした。

いざ車を借りるエルプラット空港のbadget(海外で最も有名なレンタカー会社チェーン)向かうと長蛇の列、1時間近く待たされた挙句、カウンターではあなた任意保険に加入していないけれど大丈夫?と聞かれたのでした。

そんなはずは無いと思って予約メールを見ても保険については何も書かれていませんでした。

後で分かったことはこのeasycar.comでは独自の保険をサイトで用意しており、レンタカー会社の用意している保険に加入するわけではないのです。

ですのでレンタカー会社この場合はbudgetの保険は未加入、レンタカー予約サイトの保険に加入という状態のようでした。

過去のレンタカー旅では、そもそもレンタカー会社に直接予約しており、このようなケースになったことはありませんでした。そのため僕はカウンターで混乱。

後ろには相変わらずの長蛇の列、ネットはこの時凄く遅く、この状況の中、英語の保険内容を見直すなんて芸当は出来ず。。。

車の運転に自信があるわけではないので事故って高額な修理代を払うよりはと、仕方なく、レンタカー会社の保険にも加入250ユーロほど余計に飛んでいきました。

結局1週間の利用で600ユーロほどと超割高のレンタカー利用となり、僕の旅人生でも大きな無駄な出費の1つとなるのでした。

レンタカー旅を振り返る

こんな事がありイライラしながらのスタートとなってしまいました。同行の相方がもう払っちゃったんだし、その分、楽しもうよ!と言ってくれなんとか気持ちを切り替えました。

バルセロナを出発

今回の道中よく見た畑やオレンジの木がたくさん並ぶ光景

今回の道中よく見た畑やオレンジの木がたくさん並ぶ光景

そんなこんなでようやく、空港から車を借りていざ出発。

目的地はスペイン南部、アンダルシア地方のロンダ。他にも最低限グラナダとバレンシアには寄って、バルセロナまで帰ってくる6泊7日というスケジュール。

日程的に余裕があるわけではないので、行きはなるべく距離を稼ぐ事にしました。

車は見た事も聞いた事もないSKODAというチェコの車で、現在はフォルクスワーゲングループの会社のよう。

日本では見かけないSKODAというブランドの車

日本では見かけないSKODAというブランドの車

こんな車を運転できるのも海外レンタカー旅の魅力かもしれません。

FCバルセロナのイニエスタの出身地でもある、アルバセテあたりまで行きはE15をひたすら南下。

スーパーで買い出しをしたり

バレンシア近くの郊外のスーパーで買い出し

バレンシア近くの郊外のスーパーで買い出し

サービスエリアで休んだり

休憩したガソリンスタンド横にあったホテル

休憩したガソリンスタンド横にあったホテル

スペインの高速道路は結構みんな飛ばします。加速車線は130-150km/hくらいで飛ばす車が多数。

この旅の前にワーキングホリデーで滞在していたオーストラリアでは速度制限が厳しく100km/h以上出した事も殆どありませんでした。

しかし、ここはヨーロッパ、ドイツはスピード制限が無いと聞いたことがあったし、きっと緩いんだろうと調子に乗って飛ばしてみました。時速1X0km(内緒w)も出して走ったのは初めての体験でした。

しかしこの後、検索してみると日本人のレンタカー狙い撃ちでスピード違反捕まえたり、日本に帰国後違反の通知が来たと書いてあるブログを発見。。。

※結局捕まってなかったようで、半年以上経過して違反の通知は来なくてホッとしています。気をつけましょう。

ひたすら走った初日

ひたすら走った初日

この日はひたすら走り、他に車中泊しているっぽい人もいて、大丈夫そうだったこともあり、初日はアルバセテを過ぎた辺りの田舎のサービスエリアで車中泊。

※個人的にはオーストラリアでの車生活ですっかり車中泊に慣れてしまいましたが、車中泊は国や地域によっては違法な事もありますし、強盗に襲われるなどのリスクも考える必要があります。

2日目、朝早くから出発

マラガの街を遠くから

マラガの街を遠くから

車中泊だったこともあり2日目は、早朝から移動開始。

マラガが近づいて来ると、高級そうな住宅がたくさんあるエリアに出くわしました。ランチが食べれるところを探しますが、家ばかり。。。

高級そうな住宅が沢山。いい感じ。

高級そうな住宅が沢山。いい感じ。

ジブラルタル?

ジブラルタル

テキトーに見つけたレストランで食事を取りながら、地図を確認しているとジブラルタルという聞いた事もない謎の国?を見つけます。ここだけ地図上で明らかに国境が区切ってあるんです。

気になって調べてみると

ジブラルタル(Gibraltar)は、イベリア半島の南東端に突き出した小半島を占める、イギリスの海外領土。ジブラルタル海峡を望む良港を持つため、地中海の出入口を抑える戦略的要衝の地、すなわち「地中海の鍵[1]」として軍事上・海上交通上、重要視されてきた[2]。現在もイギリス軍が駐屯する。
ジブラルタル – Wikipedia

とのことイギリス領だったのですね。しかも調べてみると入国?入鋏?できそうな雰囲気。そんなに遠くもないし、時間も十分にあったので行ってみることにしました。

しかし、ジブラルタルの国境はものすごく混んでいました。汗

流石イギリス圏、入国審査が厳しいのでしょうか。

巨大な岩があるところがジブラルタル

巨大な岩があるところがジブラルタル

こちらはスペイン側

こちらはスペイン側

車を置いて国境を越えて行くのも面倒に感じた事もあり、ジブラルタル入国?入鋏?は諦めさっさと目的地のロンダへ向かう事にしました。

ロンダへ

ロンダはスペイン南部、アンダルシア地方にある人口36,000人ほどの小さな町。特質すべきところは何と言っても岩の上にある街なんです。

もう随分前に旅行雑誌、TRANSIT(トランジット)3号 スペイン・ポルトガル特集 美しき太陽、追いかけて (講談社MOOK)でその存在を知ってから1度は行ってみたい場所としてメモしてありました。

そんなわけでジブラルタルから山道を越えて行きます。

途中、この地方にはたくさんあるという白い建物ばかりの街がちらほら見えます。

途中、この地方にはたくさんあるという白い建物ばかりの街がちらほら見えます。

山の上には城?があったり

山の上には城?があったり

虫やゴミ?がたくさん飛んできてフロントガラスが結構汚れます。

虫やゴミ?がたくさん飛んできてフロントガラスが結構汚れます。

前日は車中泊だったこともあり、流石に今日はホテルを取ろうと道中、Booking.comでホテルを予約。

宿泊したホテルはDon Benito。一部屋2人で€40。スペインの田舎はホテル安いですね。

Don Benito

Don Benito

部屋の様子

部屋の様子

ホテルは安い分少しロンダの街から離れています。街の方まで車で向かい、無料の駐車スペースに停めました。振り返ってみれば今回の旅では有料の駐車場は全く利用しませんでした。こんな風にどこでも無料で止めるスペースがあると車の旅は捗りますね。

路上駐車問題なしっていいですね

路上駐車問題なしっていいですね

そんなわけで、いきなり今回の旅一番の目的地、ロンダにやってきました。ここです、ヌエボ橋。この光景が見たかったんです。凄い景色だと思いませんか?

ヌエボォ橋

ヌエボォ橋

近くの公園からの長め

近くの公園からの長め

完全にハマってしまった生ハムサンドウィッチをここでも

完全にハマってしまった生ハムサンドウィッチをここでも

うまいッ

うまいッ

ただの家もなんだか雰囲気があります

ただの家もなんだか雰囲気があります

教会

教会

細い路地を歩いてみた

細い路地を歩いてみた

スペインレンタカーの旅、前半はここまで

スペインレンタカーの旅、前半はここまで、後半編、セテニル、グラナダ、バレンシアに続きます。



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