海外旅行に行くけど、カバンが無い。新しい物を買いたい。
でも、たくさんのルールがあって長く使うにはどれを選んだらいいのかわからない。

こちらのページではLCCの重さ、大きさなどのルールに則って使える、機内持ち込みに最適なカバン、バックパックを紹介しています。

私のオススメはこの2つ

いきなり結論を述べていきますが、私のオススメは

もしあなたが旅行にノートパソコンを持っていくならノートパソコン専用コンパートメントがあってセキュリティが高く私も愛用しているGregory Compassシリーズ。

パソコンを持っていかないなら、軽くてコスパの抜群のcabin zeroです。

Cabin Zero Classic 44L

さてここからは私がこのバッグ2つを選んだ理由を紹介していきます。

機内持ち込み手荷物にこだわる3つの理由

  • LCCでは預け入れ荷物は有料サービス
  • ロストバゲージを避ける
  • 少ない荷物のほうが旅は快適

LCCでは預け入れ荷物は有料サービス

多くのLCCでは機内手荷物手荷物が無料で利用できるのに対して、預け入れ荷物は有料サービスとなっています。

せっかくセールで安い航空券を入手しても荷物代(だいたい国内線で片道3000円、国際線で5000円以上が多い)がかかってしまうと、台無しです。

また、航空券購入時に預け荷物サービスを購入しておけばよいですが、いざ空港のチェックインカウンターで重量オーバーになり、預け荷物を追加するとその料金は更に高額になるので注意したいところです。

ロストバゲージを避ける

また個人的には過去にロストバゲージの経験があったり、親類に預けたスーツケースを壊された経験者が多いというのも機内持ち込み荷物に拘る理由です。

ちなみに稀ですがアメリカのsprit airのように機内手荷物も別料金の航空会社もあるんだとか。

少ない荷物のほうが旅は快適

今までたくさん旅をしてきて当たり前ですが、荷物が少ないほうが旅は快適です。
重たい荷物を持っていると旅先での移動が本当に億劫になりますし、個人的には持ち物が多いと忘れ物も増えます(苦笑)

行き先がよほどの田舎ではない限り、衣類や生活に必要なものは、万が一足りなくなっても現地で購入することができることを忘れないでください。

  • WHAT’S IN MY BACKPACKでは実際に持ち歩いている旅の持ち物を紹介していますので参考にしてみてください。

LCC各社のルールを再確認

日本のLCC、バニラエア

日本のLCC、バニラエア

各航空会社の手荷物に関するルールを確認しましょう。

2019年12月現在で日本に就航している主なLCC

会社 大きさ 重量 その他
Air Asia 56×36×23(cm) 7kg あり
Jetstar 56×36×23(cm) 7kg あり
Peach 55×40×25(cm)以内、3辺合計が115cm以内 7kg あり
Scoot 54×38×23(cm)以内、3辺合計が115cm以内 7kg+3kg なし
Cebu Pacific Airbus:56x36x23(cm)、ATR/56x35x20(cm) 7kg 不明
HK express</ 56x36x23(cm) 7kg あり
春秋航空 56×36×23合計115(cm) 5kg なし
Tiger Air 54x38x23(cm) 10kg あり
Vietjet Air 56x36x23(cm) 7kg あり
Thai Lion Air 30x40x20(cm) 7kg なし
nokScoot 54×38×23(cm)以内、3辺合計が115cm以内 7kg+3kg なし
nokScoot 55×40×20合計115(cm) 10kg なし
チェジュ航空 55×40×20合計115(cm) 10kg あり

このように全てのLCCに対応しようと思うと、大きさは56x36x23(cm)、7kg以内程度にまとめておくのが好ましいと思われます。5kgの制限がある春秋航空や手荷物のサイズが30x40x20(cm)と小さいThai Lion Airに対応するのはかなり難しいと思いますのでこのページでは対象外としています。

~~また実際のところ、2つ目の荷物を許可されていなくても、小さなバッグを持っていて止められたことはありません。~~2個目のバッグに関してもしっかりと測るケースに遭遇しました。

カバンの重さが1kgはあることを考えると、手荷物を5kg以内におさえるのは至難の業と言えるでしょう。

  • その他はメインバッグに以外のハンドバッグやPCバッグなどのお手回り品が許可があるかを表しています。
  • Scootは手荷物にパソコンが含まれる場合は7kg+3kgとなっています。
  • Cebu Pacific airでは機体により機内持ち込みサイズが異なっている。個数による記載は無い(僕は過去に2個以上の手荷物を持ち込んでいます。)
  • Tiger Airのオーストラリア発着便は7kgまでと規定が異なるので注意
  • ベトジェットエアは2個目のカバンを許可していますが、合計で7kgにする必要がありしっかりチェックされます。詳しくは公式ページをご確認ください。

  • チェジュ航空は2個以上の手荷物に関してルールが複雑ですので公式サイトをご確認ください。

その他有名LCC

会社 大きさ 重量 その他
RYAN AIR 40×20×25合計115(cm) なし オプション
easyjet 56x45x25(cm) なし なし
Eurowings 56x40x23(cm) 8kg あり

元祖LCCとも言えるヨーロッパで有名なRYAN AIRは2018年頃にルールが変更となり無料の手荷物サイズが小さくなりました。従来の55x40x20cm10kgまでの機内持ち込み荷物は別料金のオプションとなりました。日本からヨーロッパに旅行に行く人はそれなりに荷物があるでしょうし、最低でもこのオプションを利用することになるでしょう。

2013年から多数のフライトを経験して分かった実際のところ

チェックイン

チェックイン

この数年、日本の国内線から、アジア、ヨーロッパ、北米、南米などの様々な便で旅してきました。

その経験を振り返ると荷物の重さを実際に測らられるかどうかは、持っているカバンのパッと見の大きさ、お国柄、係員によるところが大きいと感じています。

実際に測られるケースはカバンの見た目が大きかったり、重そうに見えたりする時で、アジア圏は比較的ゆるい傾向にあります。問題は日本の空港で、一番ちゃんと計測する割合が高いように感じます。

私の経験では成田空港での検査、特にJETSTARとベトジェットエアは厳しくチェックしていると感じます。重量超過で支払いを命じられました経験があります(苦笑)

カバンのサイズとカバン自体の軽さが重要

このような事情を考慮すると機内持ち込みに使えるカバンは大きさと軽さが重要になります。具体的に行くと重たいカバンは日本での検査が厳しいためほとんどが使い物にならないということです。

これはLCCではない大手キャリアの便やヨーロッパのLCCは機内手荷物の重量制限が10kgまで(RYANAIR)だったり、大きさが問題なければOKのeasyjetなどの航空会社も多く、あまり重さを意識する必要がない為と思われます。

以前のエントリーで紹介していたカリマーエアポートプロは機内持ち込みのために作られたキャリーケースですが、重さがカバンだけで3.4kgあります。

3.4kgあると多くのLCCが採用している機内持ち込み荷物の制限7kgの半分を消費してしまうのです。

これでは中身にいったい何が入れられるでしょうか。

そこで2017年の最新のルールに則た軽さとサイズを重視したLCC向けのカバンを紹介します。

おすすめカバン一覧

ここからは実際にLCCの手荷物サイズに対応したオススメのカバンを紹介していきます。重さ、サイズ、デザイン、使い勝手、パソコンのスリーブの有無、セキュリティ面などを選ぶポイントとして上げています。

重さに関しては上で触れてきました。軽いに越したことはありませんが、ペラペラ過ぎても耐久性に疑問が残ります。GO TRAVELIFEではただ安いものよりも、作りがしっかりしている物を紹介しています。

使い勝手に関してはバックパックのタイプ、ポケットの数、配置などです。ジップタイプは開きやすく使い勝手が良いですが、海外にはスリも沢山います。

例えば、スペインで僕はバックパックのポケットを何度も開けられたことがありますし、ベトナムでバックを開けられiPhoneを盗まれた友人もいます。

パソコンやタブレットを持ち歩く人は専用スリーブの有無も個人的には大きなポイントです。

パソコン専用スリーブがあればカバンの中で安定して運ぶことが出来ますし、安心感があります。空港では保安検査の際にカバンからパソコンを出すことが求められさっと取り出すことが出来ます。

2kg以下のキャリーケースありました

ここまで紹介してきたとおり、重さが重要になったLCCの機内持ち込み手荷物事情。
それでもキャリーケースは譲れないというあなたのために軽いキャリーケース、探しました。

それでも機内持ち込みにこだわるあなたへ

さて僕はこのように軽いカバンを選んでも旅先で買い物をしたりして重量制限を超えてしまうことがよくあります。それでもなんとか追加料金を払わないように色々と試してきました。

失敗すると割高な追加料金になりますので自己責任でどうぞ。

お土産袋の利用

一番の有効な手段はお土産袋の利用です。
機内持ち込みのメインの荷物は重さを測られるのですが、おみやげ袋はあまり測られません。デジタルガジェットなど重たいものを下に上にポテトチップスなどの袋を置いて誤魔化しました。笑

ノートパソコンやタブレットは出しやすいところに

ノートパソコンやタブレットは何故か手荷物の重さから除外してくれるケースが多いです。保安検査の際も出すことを求められるのケースが多いので出しやすい位置に入れておきましょう。

小銭やモバイルバッテリーなど細かく重たいものはポケットに

重たくてポケットに入るものはポケットに入れましょう。

カバンの重さとしてはカウントされません。個人的には大きなポケットがついたデザインのパンツが好きですので、モバイルバッテリーなどの細かくて重たいものはポケットに入れたしています。

ただし、X線検査の際には全て出すことになります苦笑

一眼レフカメラは首から下げる、ヘッドホンはつける

同じように重たい一眼レフカメラを持って行く場合は首から下げましょう。愛用しているカメラα7IIはレンズも合わせると重さが800gほどになります。小さな物ですがヘッドホンも着用するか、首にかけてしまいましょう。

重たい衣類、ポケットが多い衣類は着てしまう

僕はLCCに乗るときは重たい衣類を身に着けます。例えばデニムは生地が固く、リラックスできないという欠点があるのですが、デニムパンツは重たいんです。他にも機内は寒いのでスウェットパーカーなども着てしまいます。

このようにしてカバンから物を出し身につけてしまうことで、持ち物の重さとしてカウントされなくなるのです。
またジャケットなどを着ればポケットが増えますよね。

まとめ、持ち物はシンプルに出来るだけ少なく。

2019年の最新のLCC事情を考慮し紹介するバックをより厳選しました。ほとんどは1kg前半のバックパックになりました。僕自身も2017年にメインのバックパックを1kgを切るGREGORY COMPASS 40に買い替えました。

また、こんなエントリーを書いておいてあれですが、大切なことはバッグではなく、持ち物をより少なくしてシンプルにすることです。荷物が少なく軽いほうが動きやすく、旅はきっと楽しくなると思います。

機内持ち込みのカバンだけで旅するため

実際に僕が機内持込みのカバンだけで旅している時に持っていっているモノを紹介。

重たいメインバッグはホテルに置いて、旅先で使える超軽量折りたたみバッグの紹介

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2014年以降の僕のLCC搭乗履歴と荷物チェックについて

参考までに僕の2014年以降のLCCの搭乗経験と荷物の大きさと重さのチェックがあったかどうかについてまとめておきます。

今まで実際に超過を取られたのは3回で、JETSTARとVIETJET AIRです。

特にVIETJET AIRはチェックイン時ではなく、乗り込むときに計測され首から下げているカメラなども含まれると言い張らられかなり厳しい対応でした。

2014年

時期 航空会社 区間 検査
1月 Vanila Air 成田 – 台北(桃園) なし
1月 Vanila Air 台北(桃園) – 成田 なし
6月 AVIANCA サンパウロ – サルバドール なし
6月 GOL ナタール – フォルタレザ なし
6月 AZUL フォルタレザ – バヘリーニャス 重量検査有り (5kg制限だったがデジタルガジェットが多かったため許してくれた)
6月 GOL アスンシオン – サンパウロ なし
11月 AirAsia 成田 – バンコク 重量検査有り (1kgほどオーバーしてたが、OKだった)
12月 AirAsia ヤンゴン – シンガポール なし
12月 AirAsia クアラルンプール – マニラ なし
12月 Tiger Air マニラ – セブ なし

2015年

時期 航空会社 区間 検査
3月 Cebu Paciffic セブ – パラワン 重量検査有り
3月 Cebu Paciffic パラワン – マニラ 重量検査有り
3月 Cebu Paciffic マニラ – 成田 なし
4月 SCOOT 成田 – 台北(桃園) なし
4月 SCOOT 台北(桃園) – シンガポール なし
4月 SCOOT シンガポール – シドニー なし
4月 SCOOT シドニー – ゴールドコースト なし
10月 JETSTAR ブリスベン – ケアンズ なし
10月 JETSTAR ケアンズ – 成田 なし
10月 JETSTAR 成田 – ケアンズ 重量検査有り
10月 JETSTAR ケアンズ – ブリスベン なし
11月 JETSTAR ゴールドコースト – クライストチャーチ なし
11月 JETSTAR クイーンズタウン – ゴールドコースト なし

2016年

時期 航空会社 区間 検査
3月 JETSTAR ゴールドコースト – シドニー 重量オーバーで料金徴収
3月 AIR ASIA シドニー – バリ なし
3月 EURO WINGS バラデロ(キューバ) – ケルン あり
3月 RYAN AIR バルセロナ – ベルリン なし
9月 春秋航空 茨城 – 上海 あり、預入荷物利用
9月 春秋航空 上海 – 西安 あり、預入荷物利用
10月 IndiGo カトマンズ – デリー なし
11月 AirAsia デリー – クアラルンプール(乗継)  - バンコク なし
11月 SCOOT バンコク – 成田 あり

2017年

時期 航空会社 区間 検査
5月 香港エクスプレス 羽田 – 香港 なし
5月 香港エクスプレス 香港 – ダナン なし
7月 AirAsia ホーチミン – クアラルンプール なし
7月 AirAsia クアラルンプール – ジャカルタ なし
7月 Batic Air ジャカルタ – ジョグジャカルタ あり
8月 SCOOT ジョグジャカルタ – クアラルンプール なし
8月 SCOOT クアラルンプール – シンガポール なし
8月 SCOOT シンガポール – マレ なし
10月 AirAsia コロンボ – バンコク なし
10月 AirAsia バンコク – クアラルンプール なし
10月 AirAsia クアラルンプール – 羽田 なし

各項目説明

  • 重量検査あり:重さの検査がありました
  • サイズ検査あり:大きさの厳密なチェックがありました(そもそも今のところ経験なし)
  • なし:簡単なサイズの目視検査のみ、または重量、大きさの検査無し