このところ日本で過ごしていることもあり、カメラを持ち出すことが少ないのですが、このα7IIを購入して1年半ほど経過しました。

α7IIの記事のアクセスが多いので最近の使い方や最近しているレンズ探し、導入した周辺機器などについて書いてみます。

過去のレビューはこちら

またα7IIで撮ってきたチベット旅行の写真を公開してみました。

過去の旅の写真を少しずつまとめてアップしていこうと思っています。

最近のα7IIの使い方

α7IIを使い続けて1年半ほど経過しました。

TECHART LM-EA7を購入してからはVoigtländer NOKTON classic 40mm F1.4とVoigtländer COLOR SKOPAR 21mm F4Pだけでずっと撮っていました。今後もα7IIを使うのは旅行中が基本になるので、小さいこともあるしこの使い方でしょう。

ただ、21mmを壊してしまったのと、動画を撮るのにハマりだしていることもあり、最近は最初の画像にも映っている純正レンズSony Vario-Tessar T* FE 24-70mm f/4 ZA OSSを割りと持ち出しています。

他にも最近、自分の旅の道具をまとめたページWHAT’S IN MY BACKPACKを作っていて、素人ながらブツ撮りに挑戦してみています。

これもSony Vario-Tessar T* FE 24-70mm f/4 ZA OSSで撮っています。

スナップとは違ってブツ撮りはしっかりと撮れることが大事です。それと物の大きさに合わせてズームが出来る利便性が大事なんじゃないかなと思います。
また物撮りではスマートリモコンのアプリが便利でwifi経由で接続してiPad miniでリアルタイムでプレビューしながら撮っています。

初めてライトを当ててモノを撮るということをしたのですが、本当に難しいですね。影が目立たないように撮って、加工でかなりごまかしているのですが。。。

今まで撮ってきた写真って旅のスナップ写真ばかりで、とにかく感覚的に良い雰囲気を撮りたいっていうのだけで撮っているので、全く新しい世界で新鮮です。

暖かくなってきたのでもっとカメラを持って出かけたいですね。Voigtländer NOKTON classic 40mm F1.4一本だけとかで。

ファインダー部分(アイピース)が劣化したのでα7RIIと同じものに交換した

ファインダー部分のパッキンが破損してしまったので交換しました。そもそもカメラバッグに入れた時、この部分がよく引っかかって裏返っていました。

α7IIのものはあまり耐久性が良くないようでα7RII以降のモデルでは形状が変わっています。

そんなわけでα7RIIなどと同じ、FDA-EP16に変更しました。ソフト感は減りましたが、よりしっかりとして、カメラバッグの中で裏替える事がなくなりました。

ソフトウェアバージョンアップをした

α7II本体やレンズのソフトウェアアップデートをしました。

フラッシュまわりの修正のようなので個人的にはフラシュを持っていないので関係ないのですが、レンズ24-70mm F4は起動の高速可という内容でした。

またLEICA MマウントをEマウントに変換してAFをするという魔法のようなアダプタTECHART LM−EA7もアップデートが来ていました。

ver5になりカメラの起動速度が高速になり、以前は電源をいれる毎に毎回ウィーンウィーンと動いていたのですが、その動きが無くなり電源バッテリーを外さない限りは早く撮影が可能になっています。

またアダプターをつけたまま保管する時、バッテリーの減りが早い状況が改善されたとのこと。

また以前はTimelapseアプリをしている時に途中で止まってしまうという問題があったのですが、改善されたようです。(5分程度のTimelapseしか試せていません。)

21mmのレンズ探し

近況でも触れたように中国を旅行中に誤ってレンズを落として壊してしまいました。壊したのはVoigtländer COLOR SKOPAR 21mm F4Pで広角レンズです。

周辺の画質がちょっと良くなかったり、パープルに色かぶりなどの問題がありましたが、周辺の画質は置いておいて、色かぶりはLightroomで改善出来るので、小さくてとても気に入っていたのですが。。。

同じレンズもなぁということで、これに変わる新しいレンズを探しています。

もともとグイーンとした湾曲が凄く目立つ14mmなどの画角が好きで広角を使うようになったんですが、このVoigtländer COLOR SKOPAR 21mm F4Pを使うようになってから14mmのように湾曲が大げさでもなく、少し広く撮れる21mmという画角が凄く好きになってしまいました。

そんなわけで今回もLEICA Mマウントを中心にTECHART LM−EA7と合わせてAF出来る21mmのレンズをまとめてみました。
しかし、広角レンズはあまり選択肢が無いし、高いですね。。。

Zeiss Ikon 21mm f/2.8 T* ZM Biogon

コシナ製Zeissの21mm F2.8です。

細長い動体で都内の某カメラ店で試した感じではパープルフリンジは少しだけ。COLOR SKOPAR 21mm F4Pよりは良い感じでした。

本体の質感とかは文句なく、レンズ自体は細長い感じ。新品だと10万超え、中古だと9万円ほど。

高いけれど手が出ない値段でも無い、ZEISS、外観も文句なくかっこいい

Zeiss Ikon 21mm f/4.5 T* ZM Biogon

こちらは F4.5。実物は見れなかったので試せず。小さくて良さそうですが、F2.8と値段は殆ど変わりません。中古でも8万円前後。

Leica 21mm f/2.8 Elmarit-M

LeicaのF2.8。お値段は30万円超え。ここまで来るともう手が出ません。

都内の某カメラ店でテストした感じではパープルフリンジは殆どありませんでした。

湾曲も少ないし、なるほど、良いなと感じてしまいました。

またこちらの古いタイプのカナダ製のLeitzと表記されているものは値段が13万ほどで頑張れば手が届きます。
こちらもテストさせてもらったのですが、値段が倍になるほどの差は個人的には感じられませんでした。

Leica SUMMILUX 21mm F1.4

広角レンズにF1.4。星景写真にも最高なんでしょうね。お値段100万超え。こういう世界もあるらしい。笑うしかない。

Avenon SUPER WIDE 21mm F2.8

21mmのレンズは、どれも高くちょっと手が出ないなと思っていたところに見つけたのがAvenon SUPER WIDE 21mm F2.8でした。

こちらは中古の実売価格は6-8万円程度な模様。ただ玉数が少ないのか殆ど見つけることが出来ません。

ただこのAvenon SUPER WIDE 21mm F2.8はLEICA Mマウントではなく、Lマウント。しかしLEICA LからMへは小さなアダプターを足すだけでほぼMマウントのように使うことが可能な模様。

AVENONは聞いたことのない会社ですがコムラーという会社にいた安倍さんという方が独立して作られたブランドなんだとか。

どうせ新しいものにするなら、少し明るいレンズが良いなと思っていたので、予算があまり無いので。これは良さそうです。

画像は著作権的に貼れるものがないので下記リンクを参照下さい。

21mmまとめ

こんな感じで、憧れ?のLEICA

  • Leitz 21mm f/2.8 Elmarit-M / 約13万円

そこまでお金かけなくてもというところで、

  • Zeiss Ikon 21mm f/2.8 T* ZM Biogon / 約8万円

コスパ重視で新しいレンズしかもF2.8の

  • Avenon SUPER WIDE 21mm F2.8  / 約6万円

今までのに不満ないんだから同じものを買い直して

  • Voigtländer COLOR SKOPAR 21mm F4P / 約4万円

選択肢としてはこんなところでしょうかね。改めて広角レンズどれも高いです。

他にも60mm-80mmほどのレンズも探してみる

他の画角も試してみたいなというアイデアも密かにあります。
Mマウント中心にオールドレンズについて調べてみたのですが、35-60mmくらいの画角だと本当に沢山の選択肢が出てきます。

Helios 44-2 58mm f2

個人的に気になっているのは僕のカメラ選びの参考にもさせてもらってる高城剛さんがLife PackingでオススメしていたHelios 44-2 58mm F2。

今、所有しているのが40mmと壊れかけの21mmなので50mm以上が欲しいというのもあります。

フレアがとても綺麗に出るとの事でこちらの方の作例を見ても凄くいい感じ。

実売価格も6,000円程度と安いんですが、もう古いもので個体差が大きいとのことで、あたりを引くまでギャンブルらしいです。

ただM42というマウントで、LEICA Mマウントではないので変換アダプタが必要。

動画撮影

さてMFレンズばかりを探している割には、動画に関心が映っていて色々撮っているのですが、TECHART LM−EA7は動画撮影にはものすごく弱いという弱点があります。

動画撮影中にAFは残念ながら全然合いません。

TECHART LM−EA7のAFで撮るのであれば、まず最初に対象を決めてAFでピンを合わせる、それから撮影するといった使い方しか出来ません。

そこで最近は唯一持っている純正のレンズSony Vario-Tessar T* FE 24-70mm f/4 ZA OSSを使っています。写真時のAFもそうですが、純正に性能ではやっぱり勝てません。

以前のエントリーではもうSONY純正のレンズは要らないかもなどと書いたのですが、動画になると話は変わってきます。

単焦点レンズで動画を取る際にちょっとアップで撮りたいなという時は超解像ズームよりもAPSCクロップを使ったほうが高画質で撮れると感じています。

また、カラープロファイルの違いだとか、カレーグレーティングだとかyoutubeを見ながら勉強しています。

使い続けて良かったもの、最近買ったもの

非純正バッテリー

a7II対応 非純正バッテリー

まず非純正バッテリーですが、本体と同時購入で2個所有しており、純正を入れて3つ順番にローテーションしているのですが、1年半、世界各国でa7II本体で充電しながら使ってきましたが、膨らんだりなどの問題も発生していません。

今後も使い続けていく予定です。

PEAK DESIGN リーシュ

ストラップは6D時代にニンジャストラップやクッションの厚いop-techの物などを試したのですが、結局嵩張るのとα7IIになって軽量化した事もあり、ずっと本体に付属のものを使っていました。

それでもやっぱりカバンに入れるときや動画撮影などで邪魔になるんですよね。

そこでサッと取り外しの出来るPeakDesignのリーシュというストラップを導入しました。

必要なときだけ簡単に取り付けられてバックルで長さも調整出来るし本当に便利。ただ動画撮影をするとカチャカチャ残った部分がうるさいのでガムテープなどで固定してしまっています。

ゴリラポッドもどきの格安ミニ三脚

ゴリラポッドもどきの格安三脚

amazonで僅か1,000円ほどで購入したもので、購入後すぐに足が一本外れたのですが、アロンアルファで直したところ、意外と安定しているので利用しています。

チベット旅行では軽量化に取り組み過ぎて三脚を小さいものにし過ぎて安定して写真が撮れなかったのですが、そこそこ安定して撮ることが出来る上、それなりにコンパクトです。

Sony Vario-Tessar T* FE 24-70mm f/4 ZA OSSをつけても強風でも吹かない限りは問題ありません。

動画と一緒にハマっているのがタイムラプスの撮影なんですが、旅行には本格的な三脚はやっぱり邪魔で仕方がないので、これくらいが荷物にならないし便利なんですよね。

また動画を取る時はリグのように使うことにより、本体を手持ちして撮るより安定した絵が撮れます。

MENGS TY-C10 クイックプレート

アルカスイス対応極小プレート

上で紹介したゴリラポッドもどきに以前から愛用している三脚についていた自由雲台だけをつけています。ゴリラポッド単品だと水平がどうしても取りにくいんです。

通常の大きな雲台プレートだとTECHART LM−EA7に干渉してしまうのですが、MENGS TY-C10 クイックプレートはアルカスイス互換で使うことが出来、なおかつ非常に小さいのでTECHART LM−EA7の出っ張りに対応してくれるのです。

TECHART LM−EA7を使いつつアルカスイス互換の雲台を使用している方には非常にオススメです。

まとめ、実は。。。

写真を撮ることに関してはこのα7IIは僕にとって本当にほぼ完璧なカメラでした。

しかし動画のところでも書いたのですが、最近興味が静止画から動画に移ってきて、カメラに悩んでいます。

動画を撮るにはやはり動体へのAFと4K対応が大事なんです。α7IIはこの2点が弱いんです。というか4K対応はしていません。

4Kが撮れて、追従AF性能が高いSONY a6500やFUJIのX-T2に少し興味が移っています苦笑。

だからといってフルサイズも捨てがたいし、レンズをまた買い直すのも。。。という何とも言えない状況になってきました。

α9シリーズや次世代モデルが発売になったら値下がりするだろうα7RIIやα7SIIなどを狙うのも手かもしれません。