ワーキングホリデーのために来たオーストラリアで到着5日目で車を購入したUtti@gotravelifeです。

僕がオーストラリアに来た目的は

  • オーストラリアを旅する
  • 海外で働く経験をする(出来ればファーム以外で)
  • 病気によって少し足りなくなった世界一周旅行の費用を貯める
  • 英語を改善する

他にもここでは言えない野望もあるのですが、とりあえずこんなところ。

最も大切なのは、オーストラリアでの生活を楽しむことです。
それに伴って必要になってくるのがです。

しかし僕は今までバイクこそ購入経験がありますが、車の購入経験はありませんでした。

アメリカをレンタカーで横断したり、実家の車の運転経験はそれなりにありますが、
車のメカニカルな部分に関する知識はほぼ0でした。

そこで他のワーホリの方などオーストラリアで車を買った方のブログなどを片っ端から見ました。

それらのまとめと僕の経験を踏まえてオーストラリアで車を買う手順をまとめていきたいと思います。

車を買う理由

オーストラリアは一部の都市を除いて車社会です。
車が有るか無いかでは行動範囲がまるで変わってきます。

アメリカ横断や日本一周した時もそうでしたが、キャンプ暮らしが僕は好きだし、オーストラリアの雄大な自然を楽しむのにこれ以上の方法は見当たりませんでした。

オーストラリアはあらゆる物価が高い国ですが、移動費も例外ではありません。

またバンなどの大型車を購入し、車中泊で宿泊費を節約しながら旅をするのはオーストラリアではポピュラーな方法です。

オーストラリアではバックパッカー(日本で言うゲストハウス)に泊まればドミトリーでも一泊$25はかかります。

車中泊をすれば宿泊費はかからなくなります。

また車があった方が仕事探しにも有利だそうです。

車を探す

ワーホリの人がオーストラリアで車を買うにはせいぜい20-50万円ほどが予算でしょう。
僕が考えていたのもこれくらいの予算で、なるべく安くでした。

オーストラリアで車を買うには

  • インターネットで探す
  • ディラーから買う(中古車ディーラは相場高めに)
  • 路上で売られている車を買う(路上に置かれている車の窓に直接値段や問い合わせ先が書いてあったりする)

などの方法がありますが、やはりインターネットが楽だと思います。
ここではインターネットのサイトを紹介してみます。

gumtree

gumtree

gumtree

オーストラリアの大手クラシファイドサイト(生活情報や売ります、買いますなど)です。
おそらくオーストラリアでの個人売買では最もポピュラーなサイトです。

gumtreeでは車だけでなく、仕事やシェアハウスの情報も掲載されているので、オーストラリアにワーホリ来た人は誰もが利用するサイトでしょう。

最終的に僕はこのgumtreeから車を購入しました。

日豪プレス

日豪プレス

日豪プレス

日豪プレスは日本語のサイトですので、基本日本人同士でのコミュニケーションになり、英語に自信が無い人にはありがたいサイトかもしれません。

しかし日豪プレスの掲示板は使ってみて、あまり信頼ならないメディアだと感じました。

というのも更新日時を操作しているのか、既に売れてしまっている情報が、まるで今日アップされたかのように表示されていたのです。

まず車に興味がある旨を伝えて問い合わせても返事をもらえる事が極端に少ない上に、掲載されたばかりのはずの情報に問い合わせしたのに、もう随分前に売れたという返事を頂きました。

一方で数少ない返事の中から、スバルのステーションワゴン、レガシーを$1500で見つけ購入寸前まで行ったのも事実です。

オーストラリア生活情報サイト NICHIGO PRESS | 日豪プレスが運営するオーストラリア生活の総合情報サイト | オーストラリア生活情報サイト NICHIGO PRESS | 日豪プレスが運営するオーストラリア生活の総合情報サイト

carsales

carsales.com

carsales.com

<

p>オーストラリアの車に特化した売買サイトです。

こちらの上記2サイトと違って車を売る側が掲載料を払うシステムになっているため売る側のモチベーションが高いと言われています。

一方で若干相場が高いように感じ、僕は条件に合う車が見つけられませんでした。

Used Cars – New Cars – Search New & Used Cars For Sale – carsales.com.au

どんな車を探すか

それでは実際に車を探していきましょう。
車を探す際に最低限チェックしておきたい項目をまとめてみました。

どこ製の車か?

僕は車を探す際に最初の条件として日本車を探しました。

あまり深い意味はないのですが、日本車が世界に躍進したのは壊れないで走り続けるというのが大きな理由だと聞いた事があります。

オーストラリアではTOYOTA、MITSUBISHI、SUBARU、HONDA、NISSANの順番で日本車をよく見る気がします。

フィリピン滞在中にもヒュン●イのタクシーに乗った時はエンジン音がうるさく、この車大丈夫?という思いを良くしたので、日本車にこだわりました。

RWC(ロードワーシー)

日本で言う車検に当たるものです。
中古車を買う場合、まずこれを取得していることが絶対条件になります。

何故なら名義変更の際に提出を求められるからです。
一方でテキトーにRWCを発行する業者もあるようなので、これがあるから車は問題ないと考えてはいけません。

REGO(レジストレーション)

日本で言う自賠責保険に当たります。これの期間がなるべく残っている車が望ましいです。
自分で取得する場合半年で$400以上といったところ。(おそらく車の排気量などによって料金が変わる模様。)

走行距離

オーストラリアで車探しをしてに驚くのが売られている車の走行距離です。

車探しをしているうちに10万km超えは当たり前、20万km走ってなかったらまぁいいかなと思うようになっていました。

年式

予算内で探すとほとんどが90年代製、稀に00年代前半製になるでしょう。

あまり古い車もアレなので90年台後半以降の物に絞って探しました。

もちろん新しいほうが良いですよね。

オートマかマニュアルか

僕は日本でマニュアルの免許をもう10年以上前に取得しましたが、それからマニュアル車には一度も乗っていません。

僕はマニュアル車を運転する自信が無いので選択肢から外しました。

現在、住んでいるブリスベンはカーブが多く、本当にアップダウンが激しいので(坂道発進のケースが多い)、マニュアルにしなくてよかったなと心から思います。

排気量と重量

当たり前ですが、排気量と車の重さが増えればそれだけガソリンが必要になり燃費が悪くなります。

正確にこれらがどれくらい影響するか、僕は解っていないのですが、当たり前のように大きい車は燃費が悪くなります。

日本よりも若干ガソリンが安いオーストラリアですが燃費が良いに越したことはありません。
オーストラリア一周するラウンドをするとなれば尚更です。

ちなみに2015年4月現在ブリスベン周辺ではunreaded(レギュラーガソリンにあたる)が、1Lあたり$1.4ほどです。

問い合わせには現地の電話番号が必要

僕は上で紹介したサイトを利用してオーストラリアに出発する2週間前くらいからEメールを使ってコンタクトを取り始めました。
しかし、Eメールで10件以上問い合わせた結果返信は0でした。

オーストラリアではこういった問い合わせはTXT(SMS)か電話が一般的なようです。
オーストラリアに着いて現地でSIMを購入し、TXTでの問い合わせに変えたところ返信が増えました。

どうやら2015年にもなってオーストラリアではTXTでのコミュニケーションが根強い人気を誇っているようです。

TXTでのコンタクト時は送った番号とgumtreeなどのURLをメモしておくと、いざ返信が来た時に誰か直ぐにわかり混乱しません。

オーストラリアで携帯電話を使うために必要なSIMカードについてはこちらにまとめてあります。
簡単に手に入れるの名はoptus、安く済ませるならyantangoがオススメです。

実際に見たり、試乗する

コンタクトを取って実際に内見が決まったら、自分が車を所持していなく、足が無いことを伝えたところ、ほとんどの売主の方は車を見せに来てくださいました。

そして次に実際に車を点検してきます。
もしオーストラリアに車に詳しい友人がいればついてきて貰う方法がベストでしょう。

僕は到着後直ぐに車を買ったこともあり、そんな友人は居ませんでしたので、沢山のサイトを見て勉強したり、日本の友人に写真を送ったりしながら相談したりしました。

出来る限り、売主の許可をもらい実際に試乗しましょう。 僕が内見したほとんどの車は試乗させてくれました。

最終的に買った車は内見時、加速が遅く感じられたため、高速まで行って走らせてもらったりしました。

内見すると時にチェックしたい項目

ボンネットも開けて確認、この車はラジエーターが曲がってしまっていて事故車だと思われ良くないと車の詳し友人に指摘を受けました。

ボンネットも開けて確認、この車はラジエーターが曲がってしまっていて事故車だと思われ良くないと車の詳し友人に指摘を受けました。

  • REGO / レジストレーション(ドキュメントを見て確認する)
  • RWC / ロードワーシー(ドキュメントを見せてもらい、いつ取得したものかも確認しておきたい)
  • 走り具合
  • ハンドルの操作感
  • エンジンのかかり具合
  • ブレーキの効き具合
  • エアコンの効き具合
  • タイヤのみぞは充分に残っているか
  • 前オーナーがどのように使っていたか
  • オーディオ類
  • 窓類
  • ワイパー
  • ライト(前後、ブレーキ、ウィンカー)
  • ボンネットの中身

他サイトで同じようなワーホリの先輩方が強く訴えていたこととして

  • 前オーナーの使用用途をよく聞くべき(都会で走っていたのとファームなどでダートを走っていたのではダメージの蓄積具合が違う)
  • ワーホリからは車を買うな(ラウンドをしていたり、出来るだけ車にお金をかけたくないから、ちゃんと整備や修理をしていない可能性がある。)

選んだ車 HONDA CR-V ’98 走行距離160,000キロ

僕が買ったHONDA CR-V

僕が買ったHONDA CR-V

何台かの車を見た結果、僕が選んだ車は98年製のHONDAのCR-V 走行距離16万キロ 半年のレジ付きで3,000ドルでした。

過去に実家が同じくらいの年式のHONDA オデッセイを乗っていたことがあり、車内の様子が似ていて親しみやすかったのと、車内のシート類が結構フラットになり車中泊もできることが購入の決め手でした。

ちなみに僕の車の前オーナーは同じくワーホリのカナダ人カップルでした。
彼らとも仲良くなって、車を譲り受けた後、カナダ人の二人が借りていた家に2泊もさせていただきました。

車を譲りうけてまだ2週間ですが、既に走行は1000kmを超え好調です。

名義変更

NSWのサービスセンター

NSWのサービスセンター

名義変更には

  • パスポート
  • 住所証明
  • Vehicle Regstration Transfer Application(書類)
  • RWC(ロードワーシ)
  • 税金(購入金額によって変化、僕の場合は$3000で$120でした)

が必要になります。実は当時僕はQLD州ゴールドコーストのバックパッカーに滞在していましたが、車の登録場所はNSW州でした。

そのためNSW州に名義変更に行く必要があり、更にNSW州に住所証明が必要とのことでした。
QLD州に住所を移すことも出来たのですが、なんでも面倒で費用もかかる模様。

オーストラリア 車購入 QLD NSW | いそろぐ

NSW州とQLD州の本当に州境に事務所はあり、住所証明も、支払い記録があればホテルの予約確認のEメール(事務官にメールで転送しました)で問題ないとのことでしたので、その場で

  1. キャンセル料無料のホテルを予約
  2. 予約メールを見せて手続き
  3. 手続き完了後、ホテルをキャンセル

という手順で登録を済ませてしまいました。

僕は仕事が決まるまで1つの場所に留まる予定はなかったので、どこの住所で登録しても同じだと考えてからでした。

ちなみにこの手続が出来るService centerはこちらから検索出来ます。

免許

オーストラリアで車を運転するには免許が必要です。
僕は去年の6月にアメリカ横断するために国際免許証を取得していました。

その有効期限が今年の6月まであり、

を参考にすると、どうやら国際免許証を持っていてもオーストラリアの免許を取り直さなければならない様子でした。

そこで僕が名義変更をしたオフィスで免許の書き換えをしたい旨を伝えると。。。

必要ない、そのまま乗ってOKよ。

国際免許証も来月で切れるし、他の州にも行くし、来年の4月までオーストラリアで運転する予定ですが。。。

問題ないわよ、日本の運転免許証と翻訳をちゃんと持っていれば。

僕はもうこの係員のいうことを信じることにしました。
結構しつこく言ったのですが、なんたって免許を作らせてくれないのですから。

実際のところ何が正しいのかよく分かりません。
もし僕の免許に問題があるのなら教えて欲しいです。

任意保険

さて次に任意保険です。強制加入のレジは対人の保証のみで日本の自賠責みたいなものだと考えましょう。
ですので、万が一事故を起こした際のために対物保険に入る必要があります。

他のワーホリの方を参考にしていると銀行で入ったり、colesなどで加入できるようです。

僕は自分が開設した口座nabとオーストラリアの大手スーパーcoles、それにレッカーサービスなども手がけているNRMAをそれぞれ見積もりした結果、NRMAが最安(対物のみで年間$180)だったためNRMAに加入しました。

ロードサービス

他にも万が一走行中に故障したりガス欠を起こした時の事を考えるとロードサービスに申し込んだほうが良いです。

特に僕らワーホリが買うような車はいつ壊れるか分かりません。ラウンドを計画している方はマストで入るべきではないでしょうか。

実はこれ僕はまだ未加入。車が割りと調子がいいのと面倒でやっていません。
早く登録しなければ。。。

オーストラリアで運転するにあたり、あると便利なもの

SIMフリースマホとgooglemapまたはHERE

やはりまず必要になるのがSIMフリースマホです。google mapは音声でナビをしてくれます。

万が一電波がない場合はHEREというアプリがオフライン環境でもナビとして使えて非常に便利です。

またオーストラリアはカーブが多く、どの方角に向かって走っているのか直ぐに分からなくなります。(まだゴールドコースト、ブリスベン、バイロンベイ周辺しか走っていませんが。)

日本バイク縦断もアメリカ横断もケータイかスマホのナビでしてきたのでナビが無いオーストラリアの運転は考えられません。

スマホを固定する台

日本の実家の車で利用していたものを持ってきました。
日本で買えば1000円ぐらいですが、こちらで買うと$25はする印象です。

これがあるとドライブ中にスマホが確認しやすいです。
下に紹介しているようなゲルタイプの吸盤の物がドライブ中に外れずオススメです。

2.0A以上のUSB充電&Bluetooth対応FMトランスミッター

シガーソケットに刺してスマホからの音楽やナビの音声をBluetooth経由で受け取り、FMの電波に変えて車のFMラジオで聴くためのガジェットです。

車に音楽が欠かせない僕はこちらも日本で使っているものを持ってきました。

予めスマホのBluetoothをオンにして車に乗ってエンジンをかけるだけでスマホの音が自動的に繋がるため非常に便利です。

※充電する際には当然ケーブルを繋がらなければなりません。

スマホを安定して充電するには電力が最低でも1.0A、iPadなどタブレットは2.0Aの出力が必要になりますがこちらはどちらにも対応しています。

またオーストラリアではBluetoothに対応したFMトランスミッターは見ていません。
イヤホンジャックに刺すケーブルタイプで$30はする印象です。

まとめ

車を購入して乗り出すまでに結局

  • 車代 $3000 (半年のレジ付き)
  • 保険代 $180
  • 名義変更代 $120

$3300ほどかかりました。あとレッカーに$150ほど

車を購入するに当たって参考に見てきた沢山の先輩方のサイトが言っていることは形あるものはいつか必ず壊れる。古い車が壊れたり、修理が必要になるかは結局運だと

できれば車が壊れずに1年間を終えたいですが、こればかりはやってみないと分かりません。

オイル交換やメンテナンスはしっかり行っていく予定です。
順調に1年を過ごせれば2016年3月末に車を手放す予定ですので、興味がある方は連絡下さいw

参考にさせてもらったサイト