この冬、久しぶりに日本で冬を過ごしています。

この数年ほとんど衣類にお金を使ってこなかったのですが、久しぶりに何着か洋服を買っています。

というのも僕は旅する人生を送ろうと、2012年くらいから買う服はなるべく最小限でかつ、旅に持っていける物に限定するようにしてきました。

しかし古いものでは購入から時間を経て、色々なものが劣化してきたのです。

そんな中で今回、買い換えたのがダウンジャケット。

最終的に購入したのは上に画像のあるノースフェイスのサンダーフーディーというものなのですが、購入に至るまで悩んだ他の製品との比較や実際に購入して着てみたレビューを、今回のエントリーでは書いてみました。

久しぶりに過ごす日本の冬は寒かった

冬の浅草

振り返ってみれば

  • 2014年はセブ島で語学留学
  • 2015年はオーストラリアで車旅中

と日本で冬を越すのは2013年以来。

その2013年も入院していたり、退院したばかりの時は、あまり外出しませんでした。また、その前年、

  • 2012年はタイで遊び呆けてた

ので寒い日本の冬をこの数年ほとんど避けてきたわけです。

更に、この2年間の大部分を暖かいところで過ごしていたこともあり、久しぶりの日本の冬はこんなに寒かったんだと実感する日々です。

ヘビーな本格派ダウンジャケットを検討

そんなわけで最初に候補に上げたのは本格的なダウンジャケットでした。

個人的にモンクレールやカナダグースみたいなクラシカルなデザインは何故かピンときません。

僕の好みはシンプルで機能的なデザインのもの、そして都会で目立たない、浮かないマットな質感のダウンジャケットです。

そんなわけで下記の3つになりました。3つのダウンジャケットの共通点はシームレスという縫わずに圧着加工によってダウンを封入しているという点です。

今まで使っていたダウンジャケットはダウンの抜けがひどかったので今回、購入にあたってチェック気にしていたポイントの1つ。

THE NORTHEFACE (ノースフェイス) / ビレイヤーパーカー

ノースフェイス ビレイヤーパーカー

一番最初に見つけたノースフェイスのビレイヤーパーカー。

着てみたところ、ダウンの量がとても多く東京で電車通勤だと完全にオーバースペックになりそうなほど暖かかったです。

表地は、マットな質感で良い感じです。GORE-WINDSTOPPERを使用とのことで防風性はバッチリでしょう。

デザイン的には首の部分が非常に高い設定になっているのでバイクに乗る人には最高のように思いました。

ただ山などでマウンテンパーカーの上からでも着用出来るように作られているため、腕周りが太いんです。これが個人的には少しだけ残念でした。

DESCENTE(デサント) / 水沢ダウン シャトル

デサント / 水沢ダウン シャトル

2つ目の水沢ダウン。噂には聞いていましたが、本当に良いダウンジャケットだと感じました。

暖かさや防水性といった機能、そしてシルエットもコンパクトでスタイリッシュ。前身頃についた2重のジッパーはインナーに厚手の物を着る時とそうでないときで、身幅を変えられるなど、よく考えられていると感じました。

着てみた感覚も凄く良くて、素直にこれ欲しいーと本当に思いました。

ただMacbookも新調したこの冬、衣類に8万円はちょっと手が出ませんでした。水沢ダウンは値下げして売っている店がオンラインで探しても殆ど無いですね。。。

UNIQLO(ユニクロ) / シームレスダウン

ユニクロ / シームレスダウン

そんなわけで、ユニクロシームレスダウンなのですが、上記2つと比べても大きく見劣りしない良いデザインだと感じました。

最近のユニクロはパ○リばっかりですが、その分カッコいい商品が増えてきてると思いますね。

特にシームレスダウンパーカーは正直その辺の中途半端なブランドのダウンより、よっぽどカッコ良いと思いました。

上2つの高級ブランドに比べれば、表地の質感などは劣りますし、黒は内側の生地がネイビーだったり、パーカーの調節用の紐の部分のプラスティックパーツなど、やはり少し気に入らない部分もありましたが、腕周りのシルエットなどはノースフェイスよりも細身で個人的には好み。

2016年末のセール時には7,980円まで値下がりし、非常に購入を迷いました。

しかし結局購入には至りませんでした。

旅に持っていけないヘビーダウンはこれからの生活に必要ない

今回、上で紹介したようなヘビーダウンを購入しなかったのは、結局、旅には持って行くことが出来ないからでした。

今後の生き方として寒い冬はなるべく暖かい東南アジアなどで生活するのが理想ですし、日本で過ごすにしても電車移動が中心の生活にはやはりヘビー過ぎる気がしました。

そこでやはり旅でも使えるコンパクトに収納できるウルトラライトダウンタイプで探すことにしました。

候補に上がったのは以下の3つでした。

mont-bell(モンベル) / プラズマ1000 アルパインダウン パーカ

モンベル / プラズマ1000 アルパインダウン パーカ

まず最初に見に行ったのがモンベルのプラズマ1000 アルパインダウン パーカ。こちらはモノ選びの際にいつも参考にしている、世界中を旅している高城剛さんの旅の持ち物を紹介している書籍、LIFE PACKING2.1に掲載されていたモデル。

ダウンの質が良く、量もたくさん入っていながら重さが236gと超軽量。着てみたところ、本当に暖かく暖かさと軽さだけで選べばこれが良いと感じました。

しかし値段が税込み4万円超えと高額。調べてみたところ値下げしている店舗はほとんどありません。そしてモンベル特有の身幅ばかり広いシルエットと、テカテカした生地がやはり好きになれませんでした。

UNIQLO(ユニクロ) / ウルトラライトダウン

ユニクロ / ウルトラライトダウン

次の候補がユニクロでした。

ユニクロといえばウルトラライトダウンと言っても差し支えないぐらい最早冬の定番で人気商品の1つではないでしょうか。

冒頭にも書いたようにこの数年冬を日本で過ごしていなかったので、久しぶりにユニクロのウルトラライトダウンを見たのですが、リブの付いたMA-1っぽいモデルや丸襟のカーディガンぽいデザインのものなど今は沢山のモデルがあるんですね。

価格はセール時に買えば4,990円と非常にお買い得です。

また2016秋冬のモデルは従来よりも生地のテカテカ感も減り良い出来なように感じました。

しかしユニクロのウルトラライトダウンの問題は日本で着ていると、町中で被りまくることでしょう。埼玉県にいるとオジサマや学生の着用率はヤバイですね。

THE NORTHFACE(ノースフェイス) サンダーフーディー

ノースフェイス サンダーフーディー

そんなわけで最終的に僕が購入したのがノースフェイス サンダーフーディーでした。

日本で冬の日々を過ごすと、ノースフェイスのダウンジャケットやマウンテンパーカー、バックパックを見ない日は無いんじゃないか?と思うほど大人気ですよね。

そんな感じですので、購入を躊躇う事も多いのですが、ハイテク素材を使った機能性とシンプルなデザイン、日本人に合うサイズ感で、都会でも着れるアウトドア系ブランドとしては右に出るものはいないのではないでしょうか。

特にUNLIMITEDという都市生活に重点を置いたラインはシンプルなデザインで色使いも落ち着いていてとても好みです。

ダウンと化繊綿を融合させたハイブリッドダウンジャケット

ノースフェイスの公式ホームページによるとサンダーフーディーはダウンとプリマロフトと化繊綿を融合させたハイブリッドダウンジャケットです。

ダウンの軽量性、化繊の良さである濡れてもロフトを損なわない双方の長所を取り入れているとのこと。

ちなみに重さは270gとモンベルにくらべれば少しだけ重くなってしまいますが、十分に超軽量、ウルトラライトと言えるでしょう。

マットな質感と機能性に優れた表地

マットな質感の表地

そして個人的に特に気に入ったのが表地。

ウルトラライトダウン系のダウンジャケットってどうしても生地がペラペラで極薄のナイロンを使用しているためテカテカしていて安っぽいものが多いです。

しかしサンダーフーディーの表地はマットな質感で見た目がとても良い感じな上、多少の雨などにも対応できる撥水性・防風性に優れたPERTEX Enduranceを使用しています。

表地の耐水圧は1000mmと物凄く雨に強いわけではないですが、従来のウルトラライトダウンよりもかなり機能性に優れています。特に防風性が高いと感じこれ一枚でかなり暖かさを感じます。

洗練されたシルエット

またシルエットもコンパクトで特に腕周りが細くできていて洗練された雰囲気。それでいて流石アウトドアブランドだけあり、動きにくさは全く感じません。

着た瞬間から暖かい

今まで着ていたホグロフスのダウンは腕周りが太く、どうしても空間が空いてしまい特に着た瞬間の暖かさを感じにくかったのですが、サンダーフーディーは着た瞬間から暖かいんです。

僕が店頭でこれはいいなと感じてしまった一番の理由です。

フリース張りの暖かいポケット

フリースが貼ってあるジップ付きポケット

他にもお腹のあたりにある左右のジップ付きポケットには内側にフリースが貼り付けられていて、手をいれた時に暖かいです。これもウルトラライト系のダウンではなかなか付いていない機能です。

左胸に隠し内ポケット

左胸内側のポケット

内側には左胸にジップ付きのポケットがついています。

サンダーフーディーには折りたたんで収納するスタッフバックが付属しているのですが、紛失しないように着ているときはここに入れるようにしています。

スタッフバックに収納

コンパクトに収納可能

旅のアイテムとして最も重要な機能がこのコンパクトに折りたたんで収納できる事です。

本格的なダウンジャケットやコートはやはり嵩張ってしまい旅には向きません。

サンダーフーディにはスタッフバックが付属しており中に折りたたんで収納出来ます。収納すると上の写真くらいまで小さくなります。

ちなみに右に置いてあるのはiPhone6 plus、左に置いてあるのは同じく、この冬新調したノースフェイスの防水シェル、ストライクトレイルフーディー

雨や本当に風が強かったり寒いときにはこのストライクトレイルフーディーを更に上に着て防寒性をあげています。

サンダーフーディーの唯一の不満点

散々べた褒めしてきましたが、個人的にサンダーフーディの残念な点があります。それは少しだけ着丈が短い事。

サンダーフーディはコンパクトなシルエットででインナーとして使用する事も考えられたジャケットのようで着丈がやや短めに設定されています。

僕が購入したLサイズの公式webサイトに表記されている着丈は66cmとなっており176cmでやや胴長の僕には少しだけ着丈が短いです。

フード付き以外にもジャケットタイプや丸首タイプもアリ

さて僕はなんとなく首回りの雰囲気が好きだったのと若干着丈が長い気がしたので、フード付きのサンダーフーディを選びましたが、立て襟のジャケットタイプや、珍しいラウンドネックタイプのもあります。特にラウンドネックタイプは余計な部分を削ぎ落とし余計に軽くなりますね。

好みに合わせて好きなタイプを選ぶことができます。

商品紹介にはカエレバを利用しています。

商品紹介にはカエレバを利用しています。

オンラインショップは冬物セール中

冬の終わりも近づいており、オンラインショップ各社ではセールをしています。実は僕も原宿のノースフェイスショップ店頭で試着後ちゃっかりオンラインで税込20,680円ほどで購入しました。(定価は32,400)

本当は試着して、そのお店で購入したいところですが、1万円も差があると、どうしてもオンラインショップになってしまいますね。。。

ノースフェイス / サンダーフーディー

まとめ、機能良しデザイン良しなノースフェイスのサンダーフーディ

旅の定番アイテムの1つでもある折りたたんでコンパクトに収納できるウルトラライトダウン。

高機能インナーにシャツやパーカーなどにこのダウン、更にダウンの上に雨風を凌ぐシェルと呼ばれるゴアテックスJKTなどを着ればかなりの寒さまで耐えることが可能になります。

久しぶりの冬の重衣料の買い物でしたが、デザイン的にも機能的にも満足いく品をそれも少し安めに購入できました。

これでもう都市部でも浮きません笑
冬残り2ヶ月、そして寒い旅先で今後活躍してもらおうと思います。