前回のエントリーでは思わぬハプニングが有り、一度中断しましたが、
今回はレンタカーで旅するニュージランド南島第3回はマウントクック国立公園について紹介していきます。

ニュージーランド南島レンタカー旅行は5回に分けて紹介しています

レイク・テカポからマウントクック国立公園まで

テカポからマウントクックの道中

テカポからマウントクックの道中

前回紹介したレイクテカポからマウントクックまでの距離はおよそ100km。

クライストチャーチからレイクテカポまでもたくさんの動物や起伏に富んだ道で飽きることのないドライブだったが、このテカポからマウントクックまでのドライブもとても良かった。

テカポを出ると広い荒野が続き、相変わらずたくさんの羊を始めとした動物がいる。

途中にあった小さなダム

途中にあった小さなダム

Lake Pukakiという本当に青い色をした綺麗な湖が姿を現したと思えば、その後へマウントクック国立公園まで美しい山々が見えて来て本当に絶景続きだ。

Lake Pukaki

湖のほとりまで降りてみたり

湖のほとりまで降りてみたり

パノラマ写真で、絶景が広がっているのが伝わるだろうか

パノラマ写真で、絶景が広がっているのが伝わるだろうか

運転しながら見とれてしまうので、本当に注意が必要だし、運転する道としては、単調な道にもかかわらず脇見運転による事故が多いとのこと。

ニュージーランド南島の車の旅は去年旅したアメリカや現在進行形で進んでいるオーストラリアの車の旅と比較しても、本当に飽きないし、走行距離あたりの見所が多いと思う。この区間も何度も車を止めては写真を撮って回りました。googlemapで1時間の行程を3時間以上かけて到着しました。

マウントクック国立公園に向かう前に買い出しを

食糧難に陥って開発されたパスタパン笑

食糧難に陥って開発されたパスタパン笑

マウントクック国立公園には大きなスーパーが有りません。

僕は事前にこの情報を知らなかったのでロクな食料を持たずにマウントクック国立公園に来てしまいました。

そこは物価の高いニュージランド。食料品は各ホテルの売店に売られているもの程度で、レストランの食事は僕には予算オーバー。

そのため、持っていた食材を工夫して、パスタにパンを挟んだ焼きそばパンならぬパスタパンなどを作って乗り切りました苦笑

ユースホステルにあった売店はお値段高め

ユースホステルにあった売店はお値段高め

そんなわけで予算が少ない旅人はマウントクック国立公園に入る前に食料を買い込んでおきましょう。テカポから来る方はこの区間にはロクな街がないので、テカポで買い込むのがオススメ。

他の選択肢としては少しだけクイーンズタウン寄りにあるTwizelという街にはスーパーがあるのでTwizelに行っての買出しもいいと思います。

またマウントクック国立公園はガソリンスタンドも一応ありますが、値段が高いので注意です。逆に水は水道水が充分に美味しいので全く必要ありません。

マウントクックビジターセンター

Mt cook DOC(ビジターセンター)

Mt cook DOC(ビジターセンター)

DOCと呼ばれるビジターセンター。本格的な山登りや自然の中に入っていくようなトレッキングをする場合はここで届け出を出します。

天候の情報なども入手することが出来ます。

またビジターセンターでは日本語のガイドが売られているのですがネットからフリーでダウンロード出来ます。ただしサーバーが不安定なのかアクセス出来たり出来なかったり。。。

ビジターセンターというと退屈な印象を受けるかもしれないが、ここでは、マウントクック周辺の模型や、この当たりを開拓した歴史や当時の山小屋を再現していたり、開拓当時の山ギアと現代の山ギアを比較していたりしてとても興味深い展示が有りました。

開拓当時の山小屋を再現

開拓当時の山小屋を再現

現代と当時のギア比較

現代と当時のギア比較

山に生息している動物の剥製などもあって楽しめます。

マウントクック国立公園でのトレッキング

道はとてもよく整備されている

道はとてもよく整備されている

ニュージーランドについて最初の本格的なトレッキング、久しぶりの山歩きと思い、気合を入れて臨んだのですが、少し拍子抜けしました。

今回の旅では到着日に軽く足慣らしとしてタスマンバレーウォークを、そして2日目にマウントクックがよく見えるというメインのフッカーバレートラックを歩いたのですが、11月で夏に入ったばかり天候に恵まれていて雨が降るようなら兆候が全くなかったというのもありますが、本格的な装備なんて全然必要なかったからです。

もちろん、ちゃんとした装備をしている人も多いのですが、パンプスにジーンズで歩き切るおばさんも本当にたくさんいました。

トラックでは人2人が並んで歩ける幅で最初から最後までほぼ全て綺麗に整備されています。ものすごく歩きやすいです。

装備、服装

ソールが壊れたので紐で固定。。。

ソールが壊れたので紐で固定。。。

ちなみに本気の僕の装備はというと、服装は

  • 化繊100%のTシャツ
  • ナイロン製のショーツ
  • 化繊100%のタイツ
  • サングラス
  • ヘアバンド
  • 壊れたトレッキングシューズ

これに

  • 完全防水型のバックパック30L
  • カメラとレンズ
  • 食料(チョコレート少々とパスタパン)
  • 水(1.5L)
  • ゴアテックスのマウンテンパーカー
  • スウェットパーカー(ミドルレイヤーとして)
  • 着替えTシャツ、靴下(靴が壊れてサンダルで歩いていてので雨が降った時ように)
  • サンダル(靴が壊れたので)

を持ってでかけました。

タスマンバレーウォーク

タスマンバレートラック

タスマンバレートラック

テカポからの移動中、ずっと天気が良かったのですが、国立公園内に着くと雨。

仕方なく、宿で洗濯などをして休んでいたら雨が止んできたので、地球の歩き方を見て氷河が見えるという点とお気軽な往復40分というところで、このトラックというか散歩道を歩いてみました。

最終地点の氷河が見えるところ

最終地点の氷河が見えるところ

別のポイントから

別のポイントから

帰り道に見つけた羊たち

帰り道に見つけた羊たち

このニュージーランドに来て最初のトレッキングで僕のトレッキングシューズのソールがベロッと剥がれて壊れるというアクシデントに見舞われました苦笑

フッカーバレートラック

フッカーバレートラック

フッカーバレートラック

フッカーバレートラックはマウントクックを見ながら歩くことの出来る、この国立公園で最もメジャーで人気のあるメインのコースと言えるでしょう。

往復約3時間半のトラックを実際に歩いてみて、道はかなり整備されているので、少しでも山歩きの経験が有る方なら雨にさえ気をつければ、気軽に歩けるコースだと感じました。

2つの大きな吊橋を越えていきます

2つの大きな吊橋を越えていきます

最高に天候に恵まれました

最高に天候に恵まれました

こんな風に最終地点まで行かなくとも天候が良ければ途中まで行けば充分に綺麗にマウントクックを眺めることが出来ます。

最終地点近くでみんな美しい山を眺めています

最終地点近くでみんな美しい山を眺めています

美しすぎるMt.Cook

美しすぎるMt.Cook

ニュージーランドは雨が多いとのことで、他の旅行者のブログを見ていると、短い滞在期間中にマウントクックの姿を見れない方も多いそうなのですが、マウントクック滞在中ずっとマウントクックの姿を見ることが出来、写真を見ていただければわかると思うのですが、最高の散歩となりました。

マウントクックリリー

マウントクックリリー

The Hermitage Hotel

The Hermitage Hotel

The Hermitage Hotel

国立公園内で一番格式が高そうなホテルで客室からはマウントクックが見えるそう。日本人のツアー客っぽい方々がたくさん宿泊されている様子でした。

マウントクックが見えるというカフェバーを目指して訪ねたものの生憎の営業時間外。

仕方がないのでロビーのバースペースでビールとチップスで乾杯。このラウンジバーからもマウントクックの姿を見ることが出来たので良しとします。

ラウンジもいい感じです。

ラウンジもいい感じです。

生で乾杯

生で乾杯

monteith’s golden lagerとmonteith’s original aleを頂いてみました。ジョッキで$8.5どちらも割りと飲みやすく美味しかったです。

その際、カウンターに日本人のワーホリの方が働かれていたんだけど、ホテルのバーで働けるだけあって英語上手でした。

オーストラリアワーホリ中の身として、どうやってこの仕事に就いたのか聞いてみると、やはりエージェントに紹介料を払って働いているとのことでした。しかしこのような環境で働けるのであれば(山好きで英語学習意欲が高ければ)払う価値があるのかもしれません。

ニュージーランドのホテル予約

YHA mountcook

YHA Mt.Cook

YHA Mt.Cook

僕が泊まったのはThe Hermitage HotelではなくこちらのYHA(ユースホステル)。ドミトリーで一泊$38(約3051円)でした。

今まで世界各国のいろんな種類の宿に泊まってきましたが、実はユースホステルと呼ばれるところに泊まったのは初めての体験でした。

ユースホステルってなんとなく、インターネットがまだ無かった頃の、会員制のネットワークを強みとしている若者向けの安宿の形態でなんとなく古臭いイメージがありました。

ユースホステルの会員制度

ラウンジからの眺めも良いです

ラウンジからの眺めも良いです

まずユースホステルの会員制度についてですが、ユースホステルには会員でなくても泊まれます。ただ会員になれば世界中のユースホステルが割引価格で利用できます。入会金はNZ$25、割引額は1割程度。

また、各種アクティビティも割引を受けられるようですが、これらの価格はクーポンサイトを利用したものとあまり変わらなそうでした。

もちろん若者の利用客が多いのですが、ロシアっぽい方や中国系の方、スペイン語をしゃべる方などの40代や50代で宿泊されている方も沢山いらっしゃいます。

YHAはオーストラリアやニュージランドには今でもかなりの数があり、ヨーロッパにもそれなりにありそうです。

ニュージランド旅行の後はオーストラリアを車で旅する予定ですので、加入を検討しましたが、インターネットで簡単に最安値の宿を検索できる時代に、割引後でも特別安くないYHAをわざわざ選ぶ理由はあまり見当たらなかったので入会を見送りました。

サウナあり

うれしいサウナ

うれしいサウナ

一方で特質すべきは安めの宿泊施設にも関わらず、サウナがあります。ニュージーランドでは珍しい、wifiも無制限使い放題。

マウントクック国立公園内では最安値の宿で、ピーク時はドミトリーがいっぱいになったりする場合もあるようなので節約派は早めにチェックしておきたいところです。

ニュージーランドの旅については5回に分けて書いています